JAJSW88A March 2025 – September 2025 AM62L
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
SoC は、デュアル コア Arm® Cortex®-A53 MPCore™ の 1 クラスタを実装しており、各コアに 32KB の L1 命令キャッシュと 32KB の L1 データキャッシュ、さらに 256KB または の共有 L2 キャッシュを備えています。
Cortex®-A53 コアは、お客様のアプリケーションを実行するために使用できる汎用プロセッサです。
A53SS は、Arm が提供しテキサス・インスツルメンツが構成した Cortex®-A53 MPCore™ (Arm®-A53 クラスタ) を中心に構築されています。対称型マルチプロセッサ (SMP) アーキテクチャをベースとしているため、高性能と最適な電力管理、デバッグおよびエミュレーション機能を実現します。
A53 プロセッサはマルチイシュー アウトオブオーダー スーパースカラ実行エンジンであり、L1 命令キャッシュとデータ キャッシュを内蔵し、Arm®v8-A アーキテクチャと互換性があります。従来製品に比べ、電力効率が高く、性能が大幅に向上しています。
Arm®v8-A アーキテクチャは、多くの新機能を備えています。たとえば、64 ビット データ処理、拡張仮想アドレッシング、64 ビット 汎用レジスタがあります。A53 プロセッサは、電力効率の優れた 64 ビット処理の実現を目的とした、Arm 初の Arm®v8-A プロセッサです。8 段デュアル発行のインオーダー パイプラインと改良された整数型 Arm® Neon™、浮動小数点ユニット (FPU) とメモリの性能を特徴としています。
A53 CPU は、次の 2 つの実行状態をサポートしています。(AArch32、AArch64) で構成されています。AArch64 ステートにより、A53 CPU は 64 ビット アプリケーションを実行でき、AArch32 ステートによりプロセッサは既存の Arm®v7-A アプリケーションを実行できます。
A53SS は、Arm®v8 暗号化拡張、GICv3 アーキテクチャ、キャッシュに対する ECC およびパリティ保護、コアごとの専用ウォッチドッグ タイマ、高スループット 128 ビット VBUSM インターフェイス、さらに内蔵自己テストと信頼性向上のための BISOR を備えた PBIST コントローラなどの高度な機能を統合しています。
詳細については、デバイスのテクニカル リファレンス マニュアルの「プロセッサとアクセラレータ」の章にある「Arm Cortex-A53 サブシステム」セクションを参照してください。