JAJSKZ6A January 2021 – May 2022 INA228
PRODUCTION DATA
INA228 の特定のレジスタにアクセスすることにより、レジスタのポインタに適切な値を書き込むことができます。レジスタ、および対応のアドレスの一覧については、Topic Link Label7.6 を参照してください。レジスタのポインタの値 (図 7-9 を参照) は、R/W ビットが Low になっている 2 次デバイス・アドレス・バイトの後に送信される最初のバイトです。デバイスへの書き込み動作を行うたびに、レジスタのポインタに指定する値が必要です。
レジスタへの書き込みは、メイン・デバイスによって送信される最初のバイトから開始されます。このバイトは 2 次デバイス・アドレスで、R/W ビットは Low です。有効なアドレスを受信すると、デバイスはアクノリッジ応答をします。メイン・デバイスによって送信される次のバイトは、アクセスされるレジスタのアドレスです。このレジスタのアドレス値により、レジスタのポインタは目的の内部デバイス・レジスタに更新されます。次の 2 バイトは、レジスタのポインタによってレジスタ・アドレスに書き込まれます。デバイスは、データ・バイトを受信するたびにアクノリッジ応答をします。開始条件または終了条件が生成されることにより、メイン・デバイスはデータ送信を終了することがあります。
デバイスから読み取りを行う場合、書き込み動作によってレジスタのポインタに保存されている最後の値によって、読み取り動作時に読み取るレジスタが決定されます。読み取り動作のレジスタのポインタを変更するには、レジスタのポインタに新しい値を書き込む必要があります。この書き込みを行うには、2 次デバイス・アドレス・バイトを R/W ビット Low で発行し、続いてレジスタのポインタ・バイトを送信します。追加のデータは必要ありません。次に、メイン・デバイスは開始条件を生成し、2 次デバイスに R/W ビット High でアドレス・バイトを送信して、読み取りコマンドを実行します。次のバイトは 2 次デバイスによって送信され、レジスタのポインタで指定されるレジスタの最上位バイトです。このバイトに続いて、メイン・デバイスからアクノリッジ応答があります。次に、2 次デバイスは最下位バイトを送信します。2 番目のデータ・バイトを受信したとき、メイン・デバイスはアクノリッジ応答をする場合としない場合があります。データ・バイトの受信後に非アクノリッジ応答が生成されること、または開始条件や終了条件が生成されることにより、メイン・デバイスはデータ送信を終了することがあります。同じレジスタから繰り返し読み取ることが望ましい場合は、レジスタのポインタ・バイトを連続送信する必要はありません。次の書き込み動作によって変更されるまで、デバイスはレジスタのポインタ値を保持するためです。
図 7-7 に、書き込み動作のタイミング図を示します。図 7-8 に、読み取り動作のタイミング図を示します。これらの図は、16 ビットのレジスタに対する読み取り / 書き込みを示しています。大きなバイト数のレジスタは、似た動作をします。
レジスタのバイトは、最初に最上位バイト、次に下位バイトの順に送信されます。