JAJSN21 December 2021 REF20-Q1
PRODUCTION DATA
図 10-2 に示すように、VSHUNT の値はシステム負荷のグランド電位です。VSHUNT の値が大きすぎると、グランド電位が実際に 0V であるシステムと接続する際に問題が発生する可能性があります。また、VSHUNT の値が負の方向に大きすぎると、接続で問題が発生する可能性があるのに加えて、差動アンプの入力同相電圧に違反する可能性があります。そのため、シャント抵抗の両端の電圧を制限することが重要です。RSHUNT の最大値を計算するには、式 6 を使用できます。
最大シャント電圧が ±25mV、負荷電流範囲が ±2.5A であるとすると、最大シャント抵抗は式 7 のように計算されます。
温度範囲全体にわたる誤差を最小限に抑えるため、低ドリフトのシャント抵抗を選択します。オフセット誤差を最小にするには、許容誤差が最小のシャント抵抗を選択します。この設計では、Y14870R01000B9W 抵抗を使用します。