JAJSE38F November 2017 – November 2023 TCAN1043-Q1 , TCAN1043G-Q1 , TCAN1043H-Q1 , TCAN1043HG-Q1
PRODUCTION DATA
TCAN1043xx-Q1 は、ISO 11898–2 (2016) 高速コントローラ・エリア・ネットワーク (CAN) 仕様の物理レイヤ要件を満たしており、CAN バスと CAN プロトコル・コントローラとの間のインターフェイスとして機能します。これらのデバイスは、Classical CAN と CAN FD の両方に対応しており、最高 2 メガビット/秒 (Mbps) の速度で動作します。部品番号に接尾辞「G」が含まれているデバイスは、最大 5Mbps の CAN FD データ レート向けに設計されています。TCAN1043xx-Q1 は、ノード上に存在するさまざまな電源を (INH 出力ピンを介して) 選択的にイネーブルすることにより、システムレベルでバッテリ消費電流を削減できます。これによって、TCAN1043xx-Q1 を除くすべてのシステム・コンポーネントへの電力をゲーティングして、超低電流のスリープ状態が可能になります。TCAN1043xx-Q1 は低電力状態に維持され、CAN バスの監視を行います。
バス上にウェイクアップ パターンが検出されるか、WAKE 入力によりローカル ウェイクアップが要求されると、TCAN1043xx-Q1 は INH を High に駆動してノードのスタートアップを開始します。TCAN1043xx-Q1 には、VIO 端子による内部的なロジック・レベル変換が含まれており、3.3V または 5V のコントローラと直接接続が可能です。デバイスには、CAN バス・ラインの短絡検出やバッテリ接続検出など、多くの保護および診断機能が搭載されています。TCAN1043xx-Q1 は IEC 62228-3 および J2962-2 の ESD および EMC 要件を満たしており、追加の保護コンポーネントは必要ありません。