JAJS443P August 2004 – November 2018 TL431 , TL432
PRODUCTION DATA.
リファレンス・ピンに供給されるオーバードライブ電圧が十分でない場合にも、応答が遅くなったり、不正確になる可能性があります。オーバードライブ電圧とは、内部仮想基準電圧から超過した電圧量をいいます。内部仮想基準電圧は、使用するバージョンに応じて2.5V±(0.5%、1.0%、または1.5%)の範囲に収まります。オーバードライブ電圧が大きいほど、TL431の応答時間は短くなります。
TL431をコンパレータとして使用する場合、想定される正の誤差(Aバージョンで+1.0%)を上回る値にトリップポイントを設定するのが最適です。高速応答を実現するには、内部VREFの10%を超える値にトリップポイントを設定すれば十分です。
VinからREFピンへの電圧降下(電圧差)を最小にするため、10kΩ未満の入力抵抗を使用してIrefを供給することを推奨します。