JAJS443P August 2004 – November 2018 TL431 , TL432
PRODUCTION DATA.
TL431をコンパレータとして適切に使用するには、受信ロジック・デバイスがロジック出力を読み取ることができる必要があります。これは、入力HIGH/LOWレベル・スレッショルド電圧レベル(一般にVIHおよびVILと呼びます)を知ることで可能になります。
Figure 26に示すように、開ループ/コンパレータ・モードでのTL431の出力LOWレベル電圧は約2Vであり、一般に5V電源ロジックでは十分ですが、3.3Vおよび1.8V電源ロジックでは機能しません。この問題には、抵抗分圧器を出力につないで、低電圧の受信ロジック・デバイスが読み取れる電圧まで減衰させることで対応できます。
TL431はオープンコレクタであるため、出力HIGH電圧はVSUPと等しくなります。VSUPが受信ロジックの最大入力電圧の許容公差をはるかに上回る場合は、送信ロジックの信頼性を確保するために出力を減衰させる必要があります。
出力に抵抗分圧器を使用するときには、必ず分圧抵抗(Figure 25のR1とR2)の合計がRSUPをはるかに上回るようにし、電源オフ時にTL431がVSUPに近い値までプルするのを妨げないようにしてください。