| 熱評価基準(1)(2) |
TPS736 レガシー シリコン (3) |
単位 |
| DRB (VSON) |
DCQ (SOT-223) |
DBV (SOT-23) |
| 8 ピン |
6 ピン |
5 ピン |
| RθJA |
接合部から周囲への熱抵抗 (4) |
52.8 |
118.7 |
221.9 |
℃/W |
| RθJC(top) |
接合部からケース (上面) への熱抵抗(5) |
60.4 |
64.9 |
74.9 |
℃/W |
| RθJB |
接合部から基板への熱抵抗(6) |
28.4 |
65.0 |
51.9 |
℃/W |
| ψJT |
接合部から上面への熱特性パラメータ(7) |
2.1 |
14.0 |
2.8 |
℃/W |
| ψJB |
接合部から基板への熱特性パラメータ(8) |
28.6 |
63.8 |
51.1 |
℃/W |
| RθJC(bot) |
接合部からケース (底面) への熱抵抗(9) |
12.0 |
該当なし |
該当なし |
℃/W |
(3) DRB、DCQ および DBV パッケージの熱データは、JESD51 シリーズで規定されている JEDEC 規格の手法に基づく熱シミュレーションによって求められます。このシミュレーションでは、以下の条件を想定しています。
(a) i. DRB:露出したパッドは、2x2 のサーマル ビア アレイを経由して PCB のグランド層に接続されます。
ii.DCQ:露出したパッドは、3x2 のサーマル ビア アレイを経由して PCB のグランド層に接続されます。
iii.DBV:DBV パッケージには露出パッドはありません。
(b) i. DRB:最上層と最下層の銅層は、20% が銅箔実装領域であることから、銅の熱伝導率の 20% であると想定されます。
ii.DCQ:最上層と最下層の各銅層には、20% の銅箔実装領域用のパターンがあります。
iii.DBV:最上層と最下層の銅層は、20% が銅箔実装領域であることから、銅の熱伝導率の 20% であると想定されます。
(c) これらのデータは、銅の面積が 3 インチ × 3 インチの JEDEC high-K (2s2p) ボード中央の単一デバイスのみを使用して生成されています。銅の面積が放熱性能に与える影響については、このデータシートの「消費電力」セクションを参照してください。
(4) 自然対流における、接合部と周囲の空気との間の熱抵抗は、JESD51-2a に記述されている環境において、JESD51-7 で規定されている JEDEC 標準の High-K ボード上でのシミュレーションによって求められます。
(5) 接合部からケース (上面) への熱抵抗は、パッケージ上面での冷却板試験のシミュレーションによって求められます。該当の JEDEC 規格試験は存在しませんが、ANSI SEMI 規格の G30-88 に類似した記述があります。
(6) JESD51-8 で説明されているように、接合部と基板との間の熱抵抗は、PCB 温度を制御するリング型冷却板測定器で環境をシミュレーションすることにより求められます。
(7) 接合部とケース上部との間の特性パラメータ ψJT は、実際のシステムにおけるデバイスの接合部温度を推定するもので、JESD51-2a (セクション 6 および 7) に記述されている手順を用いて、RθJA を求めるためのシミュレーション データから抽出されます。
(8) 接合部と基板との間の特性パラメータ ψJB は、実際のシステムにおけるデバイスの接合部温度を推定するもので、JESD51-2a (セクション 6 および 7) に記述されている手順を用いて、RθJA を求めるためのシミュレーション データから抽出されます。
(9) 接合部とケース (底面) との間の熱抵抗は、露出したパッド (Power PAD) 上での冷却板試験のシミュレーションによって求められます。該当の JEDEC 規格試験は存在しませんが、ANSI SEMI 規格の G30-88 に類似した記述があります。