JAJSKX3A December 2020 – May 2022 UCC27289
PRODUCTION DATA
スイッチング電源アプリケーションの中には、非常にノイズの多いものもあります。ノイズは、入力 (ゲート・ドライバ・デバイスの HI ピンと LI ピン) でのグランド・バウンスおよびリンギングによって発生することがあります。このよう な状況を緩和するために、UCC27289は、負の入力電圧処理能力と広い入力スレッショルド・ヒステリシスを備えています。これらの機能が十分でない場合、アプリケーションに入力フィルタが必要になる可能性があります。ゲート・ドライバ・デバイスの入力でノイズをフィルタリングするには、10Ω 抵抗および 47pF コンデンサなどの小さいフィルタで十分です。この RC フィルタは遅延を発生させるので、慎重に検討する必要があります。バイアス電源に高周波ノイズが発生すると、ゲート・ドライバ・デバイスの性能に問題が発生する可能性があります。このノイズをフィルタリングするには、図 8-1 に示すように、VDD ピンと直列に 1Ω の抵抗を使用することを推奨します。この抵抗は、電流制限素子としても機能します。バイアス・レールで短絡が発生した場合、この抵抗は開路となり、さらなる損傷を防止します。この抵抗は、開発フェーズ中の設計のデバッグにも役立ちます。