JAJA733 January 2023 MSPM0G1105 , MSPM0G1106 , MSPM0G1107 , MSPM0G1505 , MSPM0G1506 , MSPM0G1507 , MSPM0G3105 , MSPM0G3106 , MSPM0G3107 , MSPM0G3505 , MSPM0G3506 , MSPM0G3507 , MSPM0L1105 , MSPM0L1106 , MSPM0L1227 , MSPM0L1227-Q1 , MSPM0L1228 , MSPM0L1228-Q1 , MSPM0L1303 , MSPM0L1304 , MSPM0L1305 , MSPM0L1306 , MSPM0L1343 , MSPM0L1344 , MSPM0L1345 , MSPM0L1346 , MSPM0L2227 , MSPM0L2227-Q1 , MSPM0L2228 , MSPM0L2228-Q1
NONMAIN メモリの BCR 構成データと BSL 構成データ構造には、それぞれの構造の CRC32 ダイジェストに対応する CRC32 値が含まれています。デバイスのブート・プロセス中に、BCR はデータ構造の CRC ダイジェストを計算し、格納されている CRC 値と比較して、構造体内に含まれるデータが信頼できるものかを確認します。
ブート中に BCR 構成データ (SWD ポリシー、BSL イネーブル / ディセーブル・ポリシー、フラッシュ・メモリ保護および整合性チェック・ポリシーを含む) の CRC チェックがエラーとなった場合、致命的なブート・エラーが発生し、以下の制限が課されます。
この CRC チェックの利点は、静的書き込み保護構成 (セキュア・ブートの中核) などの構成データに反転ビットがある場合に、それをブート・プロセス中に高い信頼性で検出できることです。エラー処理手順では、BSL およびユーザー・アプリケーションの実行が明示的に防止され、サポートされているオプション (SWD 工場出荷時リセットおよび TI FA) のみが 16 ビットのパターン一致フィールドによって保護されます。
BSL 呼び出し中に BSL 構成データ (BSL パスワードおよび BSL ポリシーを含む) の CRC チェックがエラーとなった場合、致命的なブート・エラーが発生し、以下の制限が課されます。
この CRC チェックの利点は、BSL 構成データ内に反転ビットがある場合に、それを起動プロセス中に高い信頼性で検出できることです。このエラー処理手順により、BSL が無効なデータから開始するのを防止できます。無効なデータから開始すると、セキュリティが失われる可能性があります。
ユーザーが指定した構成データに加えて、ブート中にテキサス・インスツルメンツの工場出荷時トリムの CRC チェックがエラーとなった場合も、致命的なブート・エラーが発生し、以下の制限が発生します。