図 2-4 総合出力換算誤差のパーセンテージと入力電圧との関係

図 2-5 総合出力換算誤差電圧と入力電圧との関係

説明のため、図 2-4 および 図 2-5 に、温度範囲全体にわたる AMC038x デバイスの標準的な精度を示します。この図は、全温度範囲において、システム レベルのキャリブレーションなしで、AMC038x が 100V 以上で 0.4% より優れた精度を達成し、100V 未満の入力で 0.5V の絶対誤差を達成できることを示しています。キャリブレーション作業をなくすことにより、高精度電圧測定アプリケーションの実装で製造コストを削減できます。

図 2-6 AMC038x の熱測定結果：12.5MΩ

さらに、AMC0381D10 の熱測定結果は、非常に高い電圧における、このデバイス ファミリの安定した性能を示しています。1000V におけるこのパッケージの θ JA 熱抵抗は 107°C/W であり、8℃の温度上昇が予想され、ラボでの測定値とよく一致しています。これは許容値よりも優れており、周囲温度が高い場合でも安全な性能を確認できるものです。