JAJA863 April 2025 LM74610-Q1
新バイパス回路ソリューションでは、フローティング ゲート ドライブ アーキテクチャを採用した理想ダイオード コントローラ (LM74610-Q1 など) を使用し、外付け MOSFET を駆動して理想ダイオードをバイパス回路としてエミュレートすることで、他の回路から独立させます。そのフローティング ゲート ドライブ アーキテクチャは、ゲート ドライブが GND を基準としないため、汎用入力範囲を実現できます。さらに、この方式には、グランドを基準としないために、Iq がゼロであるという独自の利点があります。
この動作原理を 図 3-1 と 図 3-2 に示します。PV パネルまたはソーラー機器が故障すると、バイパス回路が機能します。サイクルごとに、外部 MOSFET のボディ ダイオードが負荷電流を流し、ボディ ダイオードの両端の電圧がデューティ サイクル D で内部でチャージ ポンプを構築し、その後デューティ サイクル 1-D で FET をオンにします。ソーラー パネルとソーラー機器が正常に動作している場合、バイパス回路は導通せず、理想ダイオード コントローラの陰極から陽極に逆電圧 (VO+ から VO-) が発生します。
| LM746x0-Q1 | A: ボディ ダイオードの電圧降下 |
| t0:FET オフ、デューティ サイクル = D | t1:FET オン、デューティ サイクル = 1-D |