JAJA885A November 2023 – May 2025 MSPM0C1104 , MSPM0G3507 , MSPM0L1227 , MSPM0L1227-Q1 , MSPM0L1228 , MSPM0L1228-Q1 , MSPM0L1306 , MSPM0L2227 , MSPM0L2227-Q1 , MSPM0L2228 , MSPM0L2228-Q1
MSPM0マイコンには、ある機能から別の機能へデジタルイベントを送るイベント マネージャーが搭載されています。イベント マネージャは、静的なルートとプログラマブルなルートの組み合わせを含むイベント ファブリックによって相互接続された一連の定義済みイベント パブリッシャ (ジェネレータ) およびサブスクライバ (レシーバ) によるイベント転送を実装しています。また、イベント マネージャはパワー マネージメントおよびクロック ユニット (PMCU) とのハンドシェイクを実行し、トリガされたイベント アクションを実行するために必要なクロックと電力ドメインが存在することを確認することもできます。
イベント マネージャによって転送されるイベントには、以下が含まれます。
イベント マネージャは、イベントファブリックを介してイベント パブリッシャをイベント サブスクライバに接続します。イベント ファブリックには、次の 3 種類があります:CPU 割り込み (固定イベントルート)、DMA ルート、汎用ルート。例として、図 3-4に汎用ルートを示します。

イベント マネージャのレジスタ セットには、次の 6 つの標準的なレジスタがあります:RIS、IMASK、MIS、ISET、ICLR、IIDX。イベント レジスタは相互接続されています (図 3-5を参照)。マスクが解除されると、保留中の割り込みが RIS レジスタと MIS レジスタの両方に表示され、イベントが生成されます。CPU 割り込みイベントルートによる CPU 割り込みの場合、IIDX レジスタの読み出しにより、RIS レジスタと MIS レジスタの優先度が最も高い保留中の割り込みがクリアされ、その割り込みのインデックスがアプリケーションソフトウェアに返されます。
図 3-4 汎用イベント ルート
図 3-5 イベント管理の登録関係図 3-6にイベント マップを示します。さまざまなイベント遷移を実現するために、さまざまなペリフェラルがさまざまなイベントファブリックを介してルーティングされます。MSPM0 での詳しいイベント ハンドラの使用方法については、MSPM0G テクニカル リファレンス マニュアル、または MSPM0L テクニカル リファレンス マニュアル、または MSPM0C テクニカル リファレンス マニュアルのイベントセクションを参照してください。
図 3-6 MSPM0 イベントおよび割り込み処理