JAJA963A November 2014 – August 2025 DLP9000 , DLP9000X , DLP9500 , DLPC900 , DLPC910
タイプ A DMD デバイスはより短波長で動作可能であるものの、これらのデバイスが影響を完全に受けないわけではありません。DMD アレイの温度は、スペクトルのディープ ブルー領域、すなわち 400nm 付近で動作する際に重要な要素となります。
DMD アレイの温度は 20~25℃ の範囲で、かつ 30℃ を下回るように保つことが望ましく、これはパッシブ冷却やサーモ エレクトリック クーラー (TEC) などのアクティブ冷却によって達成可能です。タイプ A DMD においては、パッケージ内の任意の 2 点間、またはパッケージの任意の点と DMD アレイ間で 10℃ を超える温度勾配が生じないよう注意を払う必要があります。
データシートで定められた仕様内で温度および熱勾配を維持することは、より高エネルギー光子を用いる際の DMD の最適な性能発揮に寄与します。
TI には、パルス光源を含むデジタル マイクロミラー デバイスの熱的注意事項について詳細に解説した優れたアプリケーション ノート「パルス光源を含むデジタル マイクロミラー デバイスの熱に関する考察」があります。