JAJS127G April 1999 – April 2025 UCC2813-0 , UCC2813-1 , UCC2813-2 , UCC2813-3 , UCC2813-4 , UCC2813-5 , UCC3813-0 , UCC3813-1 , UCC3813-2 , UCC3813-3 , UCC3813-4 , UCC3813-5
PRODUCTION DATA
PWM 出力の内部ソフトスタートは、誤差増幅器 (E/A) の出力電圧 (COMP) を徐々に上昇させることによって行われます。電流モード制御で使用される場合、この実装により各 PWM サイクルごとにスイッチのピーク電流が徐々に上昇し、制御された立ち上がりが実現されます。電圧モード (デューティ サイクル) 制御では、この機能によりパルス幅が徐々に広がっていきます。
E/A アンプ出力 (COMP) を内部のソフトスタート コンデンサ (CSS) の電圧にクランプすることで、UCCx813-xデバイス内でソフトスタートを実行します。このコンデンサは電流源によって充電されます。低電圧誤動作防止の遷移後、または通常動作で基準電圧が最小値を下回った場合、CSSは放電されます。また、故障によって過電流保護コンパレータがトリガされると常に CSS の放電が発生します。通常の PWM 動作では、エラー アンプにより指示された電圧を上回る値を CSSが充電されると、ソフトスタート クランプ回路がオーバーライドされます。
図 7-20 ソフトスタートの詳細ブロック図
図 7-21 デバイスのソフトスタート動作