SYSREFREQ ピンは、AC 結合モードまたは DC 結合モードのシングルエンドまたは差動入力をサポートしています。SYSREFREQ ピンには、100Ω 差動として機能する、容量性グランドによる 50Ω の内部終端があります。
図 7-1に、すべての AC/DC、シングルエンド、または差動入力をサポートするための一般的な SYSREFREQ 入力回路の推奨事項を示します。図 7-1に示すディスクリート部品の一部は、個別の入力信号 (シングルエンドまたは差動入力) と、AC 結合または DC 結合の入力に対応するためのプレース ホルダーです。
以下の図に、各構成の個別の回路図を示します。
図 7-2 AC 結合差動入力
図 7-4 DC 結合差動入力
図 7-3 AC 結合、シングルエンド入力
図 7-5 DC 結合、シングルエンド入力
- AC 結合の差動およびシングルエンド入力構成では、各ピンでVCMを作成するための抵抗終端 (R2 と R3) が必要であり、抵抗値はピン P とピン N との間の電位差が 150mV を超えるように選択する必要があります。
- たとえば、2.5V VCC でピン Pに 1.5V、ピン N に 1.65V の VCM を作成するには、R3 = 550Ω、R2 = 1kΩ に設定します
- シングルエンド入力構成の場合、相補入力ピンでの反射を避けるため、R6 = 50Ω を接続します。
- ソース同相電圧がデバイスの入力同相仕様と一致するようにする必要があるのは DC 結合の差動およびシングルエンド入力構成です。
- シングルエンド入力構成の場合は、R1、R2、R3、R4 の抵抗を維持します。この方法では両方のピンで同じ同相電圧が生成され、抵抗分割器によりピン P に 75Ω、ピン N に 50Ω のテブナンの等価回路が生成されます。
- たとえば、各ピンの同相電圧が 1.35V になるには、2.5V VCC を使用して抵抗分圧器の値を R1 = 130Ω、R2 = 165Ω、R3 = 86.6Ω、R4 = 110Ω に設定します。