JAJSWO4 June 2025 DAC39RF20
ADVANCE INFORMATION
図 7-53に示され、表 7-68に一覧表示されているように、デバイスに定義されたいくつかの異なるレイテンシーがあります。これらのパラメータの多くは、チップ設定(JMODE、LT、JENC、RBD、NCO_EN、MXMODE(DES2X)、PFIR_EN、PFIR_MODE)によって異なります。さまざまな動作モードでのデバイスのレイテンシーを計算するために、TI は Excel スプレッドシートカリキュレータを提供しています。
JESD204C サブクラス 0 動作では、Serdes 入力から DAC 出力へのレイテンシーが、TDAC_LAT0 と呼ばれ、確定的ではなく、Excel スプレッドシートのカリキュレータに最小範囲と最大範囲が提供されます。
JESD204C サブクラス 1の動作では、SYSREF 入力から DAC 出力までのレイテンシー TDAC_LAT は、決定論的で、Excel スプレッドシートのカリキュレータに提供されています。RBD 値が適切に設定されている限り、JESD204C トランスミッタから RxFIFO 出力への JESD204C リンクも決定論的レイテンシーを持つことができます(適切な条件は、SYSREF とリンクパスのレイテンシーによって異なり、図 7-53に示されています)。
| レイテンシーのパラメータ | 定義 |
|---|---|
| TRELEASE | 弾性バッファ用のイベントをリリースするまでの SYSREF の立ち上がりエッジに続く、DACCLK の立ち上がりエッジからのレイテンシ-。(サブクラス1のみ)。 |
| TDAC_LAT | SYSREF の立ち上がりエッジに続く DACCLK の立ち上がりエッジから、SYSREF によって起動されるマルチフレーム/拡張マルチブロックの DAC 出力における最初のサンプリング時間までのレイテンシー(サブクラス 1 のみ)。 |
| TRxIN | 弾性バッファの最小設定時間を含む、レシーバのデータ入力から弾性バッファ入力へのレイテンシー。これは非確定的なので、最小値と最大値の制限が規定されています。 |
| TTxOUT | トランスミッタデバイスの SYSREF 入力から、トランスミッタ(Tx)から出力されてレシーバ(Rx)に到達するまでのマルチフレームまたは EMB 境界までのレイテンシー。 |
| TDAC_LAT0 | レシーバデータ入力(マルチフレーム/EMB 境界)から、DAC 出力で起動されるマルチフレームの最初のサンプリングまでのレイテンシー。これは非確定的なので、最小値と最大値の制限が規定されます(サブクラス 0 のみ)。 |