JAJSWO4 June 2025 DAC39RF20
ADVANCE INFORMATION
このデバイスは、電流セグメントとスイッチ タイミングの不一致による非線形性を改善するため、DEM (動的素子マッチング) とディザーという 2 つのオプション機能を備えています。
DAC コアは、以下で構成されます。
DEM は、出力を生成するために使用される MSB 電流源 / スイッチをランダム化し、ソースとスイッチのタイミング間の不整合に起因する非線形性を白色化します。DEM_DITH および DEM_ADJ レジスタは、電流源 / セグメント内でのシフトの周波数と振幅を制御します。
ディザリングでは、デジタル データに対して異なるデジタル コード値が加算または減算されます。その後、同じ振幅の追加電流源を切り替えることで、これらの値がキャンセルされます。デジタル データ パスが拡張されて、16 ビットの範囲全体が保持されます。DITH0/1 レジスタ フィールドは、ディザーの周波数を制御します。
DEM を使用すると、一般にフルスケールに近い低次高調波が改善されます。一般的に、ディザーはフルスケールに近い高次高調波と、低デジタル振幅でのすべての高調波を改善します。DEM とディザーはどちらも、非線形性が白色化されるため、出力のノイズフロア (振幅と位相の両方) を増加させます。これは DEM およびディザー設定によって低減され、スイッチング アクティビティが低下します。