JAJSWO4 June 2025 DAC39RF20
ADVANCE INFORMATION
DSP 出力には、「ゲイン/ラウンド/飽和」機能があります。この機能は、次のステップを実行します(順番に):
ミキサー出力は、最大で約 2.0 のサンプルをサポートするのに十分な範囲に対応していることに注意してください。この追加範囲はゲインブロックを通して維持され、ゲインブロック後に除去されます。このように範囲を広げることにより、I/Q 値が 1.0 を超える場合でも、ゲイン設定によって十分な減衰が行われていれば、データパス内で飽和が発生することはありません。たとえば、I サンプルと Q サンプルが両方ともフルスケール(1.0)である場合、複素振幅は約 1.414 となります。ゲイン(DSP_GAINn)が -3dB 以下の場合、信号が飽和することはありません。この機能は、DUC がゼロ周波数オフセットでフルスケールに近いベースバンド QAM 信号である場合に役立ちます(QAM コンスタレーションのコーナーの点では、信号の大きさが 1.0 を超えます)。他の信号については、ベースバンド I/Q サンプルの分布があまり長方形にならないので、この追加された範囲にはわずかな利点しかもたらされません(ピークが I/Q プレーン内のどこに落ちるかに応じて、飽和するピークサンプルの数は減少します)。