JAJSWO4 June 2025 DAC39RF20
ADVANCE INFORMATION
DAC ミュート機能は、以下のようなさまざまな条件において、出力データを静止させるために使用されます。出力は、ミュート時に有効なサンプルからミッドスケール(0)に直接遷移するか、ミュート解除時にミッドスケール(0)から有効なサンプルに直接遷移します。
以下の条件下で、DAC 出力はミュートされます:
ミュートの状態が終わったら、カウンタによってミュートは延長されます。カウンタの時間は、MXMODE、PFIR_EN、および PFIR_MODE の関数です。ミュート拡張機能は、エンコーダが起動されるか再開されるたびに、PFIR、DES2X フィルタ、またはエンコーダ信号パスに保存されている未知のサンプルまたは古いサンプルが必ず消去されるようにします(これらのサンプルは DAC に到達しません)。この拡張は、信号パスのメモリ深度に基づき大まかにスケーリングされます。
この拡張(DAC サイクルでの)は、3 つの項を持つこの式で定義されます:
この項の値は、表 7-32 および 表 7-33 で得られ、各エンコーダチャネル n ごとに一意です:
| 条件 | DPFIR_ENCの値 |
|---|---|
| PFIR_EN[n] && PFIR_MODE==0 | 2 |
| 他のすべての条件 | 0 |
| MXMODEn | DDES2X |
|---|---|
| DES2X または DES2XH | 1 |
| その他すべて | 0 |
このミュート機能は、DAC の送信許可信号が「低」で、IDLE_STATIC=0 のときにもトリガーされます。これにより、よりバランスの良いエイジングを実現させる動的切り替えによるがミュートが行われます。この状態が終了したので、ミュート延長は発生しません。