JAJT323 May   2024 DAC161S997 , DAC8551 , TVS3301

 

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  2. はじめに
  3. 4mA~20mA トランスミッタの基本
  4. 4mA~20mA トランスミッタの設計
  5. 設計に関する性能指標
  6. トランスミッタ回路の実装
  7. 専用ループ コンバータ
  8. ループ トランスミッタ デバイス
  9. MCU 内蔵 DAC
  10. PWM ベース DAC
  11. 10スタンドアローンの低消費電力 DAC
  12. 11各種実装の比較
  13. 12まとめ
  14. 13関連ウェブサイト

MCU 内蔵 DAC

コストを重視するアプリケーションでは、アナログ リソースを備えた MCU を使用することができます。MSPM0G MCU により、内蔵された 12 ビット DAC、内部リファレンス、出力アンプを含むトランスミッタ段の実装が可能です。図 6 に示すように、必要な外部デバイスは LDO だけです。MCU のデジタル プロセスにアナログ機能を実装しているため、専用のアナログ デバイスに比べて消費電力が比較的大きくなります。この方法は、極めて低コストで 11 ビットの有効分解能を必要とするアプリケーションに適しています。VREF– ピンをグランドの代わりに内部リファレンスの負のピンとして使用することで、性能を向上させることができます。VREF– ピンを分離すると、デジタル ノイズがアナログ リファレンスから分離されます。

 2 線式 4mA~20mA トランスミッタ、MSPM0G の場合図 6 2 線式 4mA~20mA トランスミッタ、MSPM0G の場合