JAJU484A January 2018 – May 2025 ISOM8610
この リファレンス デザインでは、TI の新しい ISO121x デバイス、シングル (ISO1211) およびデュアルチャネル(ISO1212)、絶縁型 24V デジタル入力レシーバを使用した 16 チャネルの絶縁デジタル入力をコンパクトに実装します。このデザインは、それぞれ 8 チャネルの 2 つのグループに分割されます。各グループは、3 つのデュアルチャネル ISO1212 と 2 つのシングルチャネル ISO1211 デバイスで構成されています。
チャネルごとに追加の フォトカプラ エミュレータスイッチを 1 個使用するだけで破損ワイヤを検出できます。このデザインでは、回路に対して他の調整を行う必要はありません。
フォトカプラ エミュレータスイッチは、ISO121x デバイスのフィールドグランドを短時間切断し、その後再度接続します。その結果、その配線のステータス (破損または接続) に応じて、ISO121x の出力ピンにパルスが印加されます。入力信号がプルアップ抵抗を介してハイサイドスイッチから送信されている場合、このパルスはロジック「0」入力信号に対しても機能します。
この機能には 2 次側電源が不要です。通常のデジタル入力と比較して、破損ワイヤを診断するために、現場入力側に追加の絶縁電源が必要なことと、ISO121x を使用して構築されたデジタル入力に独自の利点があります。
評価を簡単かつ迅速に実行できるように、この リファレンス デザインを MSP430FR5969 LaunchPad や、同じ SPI ピン配置を採用している他の TI LaunchPad に接続できます。LaunchPad はシステムに電源も供給します。
また、この リファレンス デザインを通常の 16 チャネルデジタル入力モジュールとして使用することもできます。ISO121x デバイスはデジタル入力の正確な電流制限を提供できるため、24V の入力信号について 16 入力チャネルで 1W 未満の消費電力を実現できます。詳細については、「サブ 1W、16 チャネル絶縁型デジタル入力モジュールの リファレンス デザイン」を参照してください。