JAJU510J March 2018 – February 2025 TMS320F28P550SG , TMS320F28P550SJ , TMS320F28P559SG-Q1 , TMS320F28P559SJ-Q1
このラボでは、HIL プラットフォーム上で、送電網に接続された閉ループで電力段を動作させます。図 3-14 に、ソフトウェア図を示します。
<tinv_settings.h> または main.syscfg ファイルのラボ番号を変更してプロジェクトをラボ 4 に設定します (powerSUITE プロジェクトを使用する場合、これは powerSUITE GUI で変更されます)。
ユーザーの settings.h ファイルには他にもいくつかの追加オプションがありますが、このユーザー ガイドに記載されているテストでは以下のオプションを使用します。
#if TINV_LAB == 4
#define TINV_TEST_SETUP TINV_TEST_SETUP_GRID_CONNECTED
#define TINV_PROTECTION TINV_PROTECTION_ENABLED
#define TINV_SFRA_TYPE TINV_SFRA_CURRENT
#define TINV_SFRA_AMPLITUDE (float32_t)TINV_SFRA_INJECTION_AMPLITUDE_LEVEL2
#define TINV_POWERFLOW_MODE TINV_INVERTER_MODE
#define TINV_DC_CHECK 0
#define TINV_SPLL_TYPE TINV_SPLL_SRF
#endifこのチェックでは、ソフトウェアは HIL プラットフォームで実行されます。
コードをビルドしてロードし、lab4.js ファイルを使用して、CCS ウィンドウでウォッチ対象の変数を入力します。
TINV_fanSet 機能を使用して、ファンを有効にしてください。TINV_startPowerStage 変数に「1」を入力し、送電網の AC 電圧を 230VRMS、L-N (400VL-L) に上昇させます。 TINV_neutralRelaySet に「1」を書き込み、適切な送電網接続を設定してリレーをオンにします。これで、電流が送電網に供給されます。TINV_idRef_pu 変数を徐々に 0.6pu まで上昇させます。この時点で、相ごとの電力は約 1.9kW になります。SFRA を使用して電流ループ帯域幅を測定します。図 3-15 および 図 3-16 に、HIL プラットフォームで測定された電流モードで動作するインバータのプラント応答とループ応答を示します。
図 3-15 HIL で測定したインバータ SFRA プラントの応答
図 3-16 HIL で測定したインバータ SFRA ループの応答