JAJU794 August 2020
事前定電流制御を行うには、この設計でプリチャージ電圧スレッショルドを設定する必要があります。
図 2-3 事前充電 (プリチャージ) 制御VREF は、分圧器、または TL431 などの定電圧源から供給できます。R1、R2、R3 を使用してバッテリ電圧を検出します。バッテリ電圧が式 1 を満たすと、図 2-3 に示すプリチャージ モードに移行します。

プリチャージ モードでは、TLV7021 は Low を出力し、TLV9002_1 は検出された電圧を増幅して、式 2 に示すゲインで RFB を形成します。

バッテリが完全に充電されないため、バッテリで検出された電圧 V_CV は式 3 を満たします。そのため、TLV9002_2 出力が High になり、ショットキー ダイオードが閉ループ パスに導通します。

プリチャージ モードでの充電電流は、式 4 で計算できます。

プリチャージ モードは、V_CC が VREF に近づくと終了します。