[Status] パネルのインジケータには、DLPC900 の現在の状態が表示されます。いずれかのボックスでチェックがオンのときは、記載されているテキストが発生したことを示します。エラーを示しており、チェックがオンのままのボックスは、EVM の操作を続ける前にすべて対処する必要があります。

各ステータス インジケータの説明を、以下に示します。

• 内部メモリ テスト合格 - DLPC900 は、電源オン時に内部システム メモリのテストを実行します。テストに合格した場合、このボックスがオンになります。
• コントローラ / DMD 非互換 - コントローラか DMD がファームウェアと互換性がない場合、このボックスがオンになります。これには、誤ったファームウェアのロードや、コントローラと DMD との通信に問題がある場合も含まれます。DMD SCP ラインや、フレックス ケーブルに損傷がないかチェックしてください。また、DMD がソケット内で正しく配置され、欠落や損傷がないことも確認してください。
• 2 次側が存在して準備完了 - GUI が DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM に接続されていると、このボックスがオンになります。GUI が DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM に接続されているとき、チェックボックスがオンの場合は、DLPC900 が誤動作しているか、デュアル DLPC900 ファームウェアのファイルのいずれかが誤ってプログラムされている可能性があります。
• 内部初期化完了 - 電源オン時の初期化ルーチンすべてが完了し、合格すると、このボックスがオンになります。
• DMD リセット波形コントローラ エラー - DMD リセット コントローラにより、複数のオーバーラップする Vbias またはリセット操作が、マイクロミラーの同じ DMD ブロックにアクセスすることが見つかると、このボックスがオンになります。
• 強制バッファ スワップ - 強制バッファ スワップが発生すると、このボックスがオンになります。このエラーは、DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM がビデオ モードに設定されており、垂直バック ポーチのタイミングが小さすぎるときに発生する可能性があります。このエラーは、DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM がビデオ パターン モードに設定されており、パターンがビデオ ポートから供給され、パターン シーケンスのタイミングがビデオ ポートの VSYNC と一致しない場合、特に累積露出時間がフレーム時間よりも長いときにも発生することがあります。また、どのパターン モードでも、パターン シーケンスの準備中や、ステータス読み取りのタイミングで、強制バッファ スワップが起きることがあります。このインジケータの正しい状態を知るには、さらにステータスを読み取ることが必要な場合があります。このチェックボックスが引き続きオンのままである場合には、パターン シーケンスのエラー状態をチェックしてください。
• シーケンス中止ステータス フラグ - シーケンスの中止が発生すると、このボックスがオンになります。どのパターン モードでも、パターン シーケンスの準備中や、ステータス読み取りのタイミングで、シーケンスの中止が起きることがあります。このインジケータの正しい状態を知るには、さらにステータスを読み取ることが必要な場合があります。このチェックボックスが引き続きオンのままである場合には、パターン シーケンスのエラー条件をチェックしてください。また、累積露出時間がフレーム時間を超えていないことも確認てください。
• シーケンス エラー - シーケンス エラーが発生すると、このボックスがオンになります。どのパターン モードでも、パターン シーケンスの準備中や、ステータス読み取りのタイミングで、シーケンス エラーが起きることがあります。このインジケータの正しい状態を知るには、さらにステータスを読み取ることが必要な場合があります。このチェックボックスが引き続きオンのままである場合には、パターン シーケンスのエラー条件をチェックしてください。
• DMD マイクロミラーがパーク中 - DMD マイクロミラーがパークしているときは、常にこのボックスがオンになります。
• シーケンサが実行中 - シーケンサが実行中のときは、常にこのボックスがオンになります。
• ビデオが実行中 - ビデオが実行中のときは、常にこのボックスがオンになります。
• 外部ソースにロック - このボックスがオンになっているときは、EVM が外部のパラレル RGB ビデオ ソースにロックされていることを示します。いずれかの時点で、EVM がロックされた信号を喪失すると、ボックスはオフになります。ビデオ パターン モードに切り替えるには、ロックされたソースが存在する必要があります。

• DLPA200 のフォルト - DLPA200 のフォルトが発生すると、このボックスがオンになります。DLP5500 DMD が接続されているとき、このボックスがアクティブになります。

• [DMD Communication error] (DMD 通信エラー) –コントローラが接続されている DMD と通信できない場合は、このチェックボックスがオンになります。