JAJU889A May 2023 – May 2025
電流および位置センシング (レゾルバ) には、+12V の V_LEM 電源レールから電源を供給します。LEM LF 510-S 電流トランスデューサには、正と負 15V の対称電源が必要です。
±15V 電源からの 1 つの電流測定チャネルの消費電流は、次のように定義されます (詳細については LEM LF 510-S のデータシートを参照)。
ここで、
ピーク測定電流によって、最大消費電力が決まります。この例では、最大 509A のピーク測定電流を想定しています (回路図)の注を参照)。これは、146mA の消費電流に相当します。
+15V レールは、レゾルバ励起アンプに電源を供給します。消費電流はレゾルバのタイプによって異なります。この機能の推定電流バジェットは、+15V レールから 150mA です。
LM5157-Q1 を使用した対称 15V 電源を供給するため、デュアル出力 SEPIC トポロジが選択されています。同様に、LM5158-Q1 は VIN の範囲が広いコンバータであり、ランダム スペクトラム拡散によりノイズ性能が向上しています。LM5157-Q1 は、直列に接続された 2 つの独立した SEPIC 段を同時に駆動します。LM5157 および LM5158 計算スプレッドシートを使用して部品を計算するためには、合計 ILOAD を決定する必要があります。VLOAD = 15V と仮定した場合、電流トランスデューサの消費電力を 2 倍にします。これは 2 つの駆動分岐を表します (±15V を生成)。ILOAD は次のように計算できます。
ここで、
表 2-3 のパラメータは、計算スプレッドシートの部品計算に使用されます。
| パラメータ | 値 | |||
|---|---|---|---|---|
| 最小値 | 公称値 | 最大値 | 単位 | |
| VINPUT | 8 | 12 | 16 | V |
| fSW | 435 | kHz | ||
| VLOAD | 15 | V | ||
| ILOAD | 0.35 | A | ||