JAJU938 June 2024 – December 2024 MSPM0G1507
このリファレンス ボードには、電解コンデンサ C67 と直列に接続された 1 つのダイオード ブリッジが含まれており、電源をオンにしたときに C67 を充電するための大きな突入電流が発生します。突入電流保護回路は、この突入電流を制限するように設計されています。ボードの電源をオンにすると、50Ω の PTC 抵抗である RT1 によって、コンデンサの電流が制限されます。電源が正常にオンになると、バイアス電源が 3.3V を供給し、2 秒の遅延後にマイクロコントローラが Low レベル信号を出力し始め、Q2 のベースをプルダウンします。その後、Q2 がオフになり、Q1 がオンになって、C67 の電流用の低抵抗パスとなります。RT1 の電圧降下は非常に大きいため、Q1 のドレインからソースへのブレークダウン電圧は十分に高くする必要があります。この電圧については、図 3-40 を参照してください。遅延時間はソフトウェアで設定できます。