JAJU978 February 2025 AMC131M03 , MSPM0G1507
MSPM0+ MCU は、この USB Type-C インタフェースの J9 UART インターフェイスを使用して、PC の GUI と通信するように構成されています。または、FTDI ピンヘッダ J7 の代わりに UART 通信用の FTDI インターフェイスを使うこともできます (別の UART ポートが利用されるため、SysCfg ファイルを変更する必要があります)。
PC の GUI は、8N1 で 115200 ボーに構成された UART モジュールを使用して、MSPM0G3507 からのデータをポーリングします。UART データをフォーマットする UART プロトコルは DLT-645 と呼ばれ、UART モジュールは、次に示す 2 つの DMA チャネルを利用します。チャネル 2 はデータ受信用、チャネル 3 はデータ送信用です。DLT-645 プロトコルの詳細について、『中国国家電網仕様に対する MSP430AFE253 テスト リポート』 および 『MSP430I2040 を使用した単相および DC 組込み計量 (電力モニタ)』 アプリケーション ノートもご覧ください。
UART ドライバは、最小の MCU 割り込み負荷で双方向 DMA 転送をサポートします (2 つのチャネルを使用し、1 つは送信用、もう 1 つは受信用)。UART データは、14 バイトにトリガを設定することによって、HAL_startUARTDMAReceive() 関数で処理されます。このバイトは、パケット長 (パケットごとに動的に変更可能) をコードするものです。バイト 14 をデコードすると、UART DMA 転送長の値が新しい長さに更新されます。この長さは、PC GUI によって送信される DLT-645 プロトコル パケットの残りの部分を含みます。
表 3-1 に、MSPM0G3507 の複数の UART ポートを示します。
| オプション | MSPM0G3507 UART ポート | ピン | ヘッダ |
|---|---|---|---|
| USB Type-C (デフォルト) | UART1 | RX:PA8 TX: PA9 |
J9 |
| FTDI デバイス | UART3 | RX:PB13 TX: PB12 |
J7 |
| Bluetooth Low Energy チップ | UART2 | RX:PB18 TX: PB17 |
JP9 |