JAJU996 August 2025
ロゴスキーコイルの出力で誘導される電圧 (VS) は、1 次導体に流れる電流の変化率 (IP) に比例します。出力電圧は 90° の位相シフトを持っており、正弦波入力電流の場合には入力から遅れます。ロゴスキーコイルの出力は瞬間的な 1 次側電流の微分に比例するため、元の電流信号を取得するには積分器が必要です。出力電圧は線形であり、電流測定のみを必要とするアプリケーションには統合されていなくても使用できます。電力の測定が必要なアプリケーションでは、電流と電圧の位相差が重要で、ロゴスキー電流センサ出力の位相シフトが必要です。これは積分器を使用して行います。ロゴスキー積分器は、次の二つの方法で実装できます。
適切に設計されたハードウェア積分器は 90°の位相シフトをもたらしますが、実用的な制限によって位相誤差や精度の誤差が発生する可能性があります。部品を注意深く選択することで、位相誤差の変動を最小限に抑えます。