DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM は、サポートされている DMD EVM と組み合わせて、すぐに使用できます。電源オン、画像の表示、および EVM を PC に接続する方法を、手順 1 から 6 までに示します。
- 12V DC 電源を 図 1-3 の電源コネクタ J20 に接続します。
- LED—D5、D11 と D12 は緑色で点灯し、構成と電力が予想される制限内にあることを示します。
- LED—D7 と D9 がオンとオフを切り替え、DLPC900 コントローラが正常に動作していることを示します。
- 5 秒後に 2 つの DLPC900 デバイスは、内蔵されている画像を、ローテーションするパターン シーケンスで、DMD への表示のため送信し始めます。
- 図 1-3 に示すように、PC と、DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM のコネクタ J8 との間に、USB ケーブルを接続します。PC にケーブルを初めて接続するとき、DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM は、ヒューマン インターフェイス デバイス (HID) クラスの USB 複合デバイスとして表示されます。これらのデバイスは Windows オペレーティング システムでネイティブに扱われるため、ドライバは必要ありません。
- DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM は、DLPLCRC900DEVM からダウンロード可能な GUI ソフトウェアとファームウェアのバージョンを使用して制御できます。
注: DLP LightCrafter GUI ソフトウェア バージョン 5.0 とファームウェア 6.0、またはそれ以降を必ずインストールしてください。以前のリビジョンの GUI を使って DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM を動作させると、EVM が動作不能になる可能性があります。
注: DLPC900 には、電源オン時の初期化が完了し、デバイスがコマンドを受け入れる準備ができたことを示す、専用の INIT_DONE 信号出力はありません。ユーザーは、電源オン時に実行されるデフォルトのバッチ ファイルに GPIO 構成を追加するだけで、使用可能な 9 つの GPIO のいずれかを INIT_DONE 信号出力として構成できます。使用する GPIO には、10kΩ のプルダウン抵抗を接続する必要があります。
以下に、GPIO_08 の構成をバッチ・ファイルに追加する例を示します。ここで、GPIO_08 は出力として構成され、信号は High に設定されています。このコマンドをバッチ ファイルの先頭に追加すると、POSENSE が High になってから約 800ms で GPIO 出力が High になります。
GPIO_CONFIG: 0x8 0x3