JAJUA29D December   2020  – October 2025

 

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  2.   はじめにお読みください
    1.     このガイドについて
    2.     テキサス・インスツルメンツの関連資料
    3.     サポートが必要な場合
  3.   商標
  4.   7
  5. 1DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM の概要
    1. 1.1 ようこそ
    2. 1.2 DLP LightCrafter デュアル DLPC900 評価基板 (EVM) のハードウェア
    3. 1.3 評価基板
    4. 1.4 動作に必要なその他の品目
    5. 1.5 DLP LightCrafter デュアル DLPC900 の接続
      1. 1.5.1 DLP LightCrafter デュアル DLPC900 LED のイネーブルおよび PWM 出力
      2. 1.5.2 DLP LightCrafter デュアル DLPC900 のトリガ入出力電圧セレクタ
    6. 1.6 DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM のフレックス ケーブル
    7. 1.7 DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM と DMD EVM アセンブリ
  6. 2クイック スタート
    1. 2.1 DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM の電源オン
    2. 2.2 単純なパターン シーケンスの作成
  7. 3DLP LightCrafter デュアル DLPC900 EVM の操作
    1. 3.1  DLP LightCrafter デュアル DLPC900 の制御ソフトウェア
    2. 3.2  PC ソフトウェア
    3. 3.3  システムの共通コントロール
      1. 3.3.1 動作モード
      2. 3.3.2 接続される DMD のタイプ
      3. 3.3.3 EVM の情報
      4. 3.3.4 ステータス
    4. 3.4  システムの設定
    5. 3.5  ビデオ・モード
      1. 3.5.1 ビデオのサポート
    6. 3.6  パターン モード
      1. 3.6.1 メニュー バー
      2. 3.6.2 パターン オン ザ フライ モードでのパターン シーケンスの作成
      3. 3.6.3 保存済みパターン モードのパターン シーケンスの作成
      4. 3.6.4 LUT の編集機能によるパターン シーケンスの順序変更
        1. 3.6.4.1 LUT の編集機能を使用するときの入力トリガに関する特別な考慮事項
      5. 3.6.5 ビデオ パターン モードのパターン シーケンスの作成
      6. 3.6.6 DMD ブロック負荷によるパターン シーケンスの作成
      7. 3.6.7 バターンの設定
    7. 3.7  パッチ ファイル
      1. 3.7.1 バッチ ファイルの実行
      2. 3.7.2 バッチ ファイルの作成と保存
        1. 3.7.2.1 GUI でのバッチ ファイルの作成と保存
        2. 3.7.2.2 テキスト エディタによるバッチ ファイルの作成
      3. 3.7.3 バッチ ファイルのロード
      4. 3.7.4 ファームウェアへのバッチ ファイルの追加
    8. 3.8  [Peripherals] パネル
      1. 3.8.1 ペリフェラル タブ
      2. 3.8.2 デバッグ タブ
    9. 3.9  ファームウェア
      1. 3.9.1 ファームウェアへのパターンの追加または削除
        1. 3.9.1.1 画像の削除
        2. 3.9.1.2 画像の追加
        3. 3.9.1.3 画像とバッチ ファイルの両方の追加
    10. 3.10 サポートされている別の DMD 用にコントローラ ボードを再プログラムする
    11. 3.11 フラッシュ デバイスのパラメータ
    12. 3.12 JTAG フラッシュ プログラミング
    13. 3.13 EDID のプログラミング
    14. 3.14 インテル (アルテラ) FPGA プログラミング
  8. 4コネクタ
    1. 4.1  入力トリガ コネクタ
    2. 4.2  出力トリガ コネクタ
    3. 4.3  DLPC900 UART ヘッダー
    4. 4.4  DLPC900 の I2C ポート 0
    5. 4.5  DLPC900 の I2C ポート 1
    6. 4.6  DLPC900 の I2C ポート 2
    7. 4.7  JTAG バウンダリ スキャン
    8. 4.8  GPIO と PWM
    9. 4.9  電源
    10. 4.10 外部パラレル ビデオ コネクタ
  9. 5電源要件
    1. 5.1 外部電源要件
  10. 6安全
    1. 6.1 警告ラベル
  11. 7改訂履歴

DLP LightCrafter デュアル DLPC900 の制御ソフトウェア

DLPC900REF-SW バンドルには、USB インターフェイス経由でモジュールを制御するための QT ベースの GUI アプリケーションが含まれています。QT は、オープン ソース ライセンスと商用ライセンスで利用できる、クロス プラットフォームのアプリケーションおよびユーザー インターフェイス フレームワークです。QT ベースの GUI ダウンロードをインストールし、最新の DLPC900REF-SW Windows インストーラを実行してから、DLP LightCrafter DLPC900 GUI アプリケーションを起動します。

DLPC900REF-SW には、次の項目があります。

  • DLPC900REF-GUI ー このソフトウェア バンドルには、PC ベースのグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) 用の実行可能ファイルが含まれており、DLPC900 コントローラと USB 経由で簡単に通信できます。GUI は、QT Library と QT Creator を使用して開発されています。GUI のソース コードが提供されているため、ユーザーは必要に応じて GUI をカスタマイズできるほか、ソース コードを参考にして DLPC900 コントローラ ソフトウェア インターフェイスを作成することもできます。
  • DLPC900REF-JTAG - JTAG フラッシュ プログラマにより、DLPR900 の構成ファームウェアを DLPC900 コントローラに付属のフラッシュ メモリにロードできます。JTAG バウンダリ スキャン プログラミング機能により、標準的な USB コネクティビティを確保できない場合に DLPR900 ファームウェアをインストールできます。たとえば、ブートローダが破損し、基板が動作不能になった場合に、JTAG フラッシュ プログラマを使用します。
  • DLPC900REF-EDID—EDID ファイルで、DLPC900 が制御する DMD に応じて、DLPLCRC900EVM または DLPLCRC900DEVM 基板にプログラムできます。
  • DLP9000-C900REF-FPGA - このバイナリ ファイルを使用して、DLPLCRC900DEVM 上で FPGA を構成し、デュアル DLPC900 コントローラで 24 ビット RGB データを表示できるようにします。

DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM は、2 種類の基本的な動作をサポートしています。

  • ビデオ モードでは、次の画像を表示できます。
    • HDMI および DisplayPort の入力。
    • お客様が用意し、フラッシュ メモリに保存済みの 24 ビット RGB ビットマップ。
    • ユーザーが 10 のパターンを選択可能な、内部テスト パターン ジェネレータ。
    • ユーザーが色を選択可能な、ソリッド フルスクリーン カーテン。
  • パターン シーケンスは、次の画像を表示できます。
    • 保存済みパターン モード:1、2、3、4、5、6、7、8 ビットのユーザー定義ビットマップ画像が、あらかじめフラッシュ メモリに保存済みです。
    • ビデオ パターン モード:1、2、3、4、5、6、7、8 ビットのユーザー定義のビットマップ画像が、DLPC900 の 24 ビット RGB インターフェイス経由でストリーミングされます。
    • パターン オン ザ フライ モード:1、2、3、4、5、6、7、8 ビットのユーザー定義のビットマップ画像が、USB または I2C インターフェイスで内部メモリへ動的にロードされます。また、DLP500YX EVM はこのモードでは 10、12、14、16 ビットのビットマップ画像にも対応しています。