GUI によって 「System Controls」(システム制御) グループ ボックスの状態が更新され、EVM が「Normal Mode」(通常モード) または 「Standby Mode」(スタンバイ モード) であることを表示します。EVM を使用しないときは、EVM をスタンバイ モードに設定できます。また、通常モードを選択すると、EVM のウェークアップを指示できます。[Reset] ボタンをクリックすると、EVM をソフトウェア リセットできます。
注: スタンバイ モードでは、動作に戻るかソフトウェア リセットが実行されるまで、GUI はステータス更新を一時停止します。ハードウェア リセットがアサートされた場合、動作への復帰を認識するには、GUI を再起動する必要があります。
スタンバイ モードでは、 50/50 (50% デューティ サイクルでピクセルのオンとオフを交互に切り替える) を実行して DMD をパークするまでに 2 分間の待機時間が必要です。通常モードへの復帰コマンドを発行する前に、すべての動作を完了するため、さらに 3 秒以上必要です。
スタンバイが発行された後、DLPC900 コントローラ ボードでは通常モードへの復帰 (0) コマンドしか受け付けられません。他のコマンドを実行すると、予期しない動作が発生する可能性があります。特に、通常モードが再開されるまで、パーク/アンパークは受け付けられません。デバッグの目的以外で、独立のパーク/アンパーク コマンドの使用は推奨されません。
EVM には 4 つの動作モードがあり、コマンドによっていずれかに切り替えることができます。[Operating Mode] グループ ボックスで、4 つのモードを選択できます。
- 「Video Mode」(ビデオ モード) ー このモードは主にディスプレイ アプリケーションで使用され、ピクセルとタイミングの精度を必要とするアプリケーションには推奨されません。このモードでは、ユーザーは次の 4 つのビデオ モードから選択できます。
- パラレル RGB インターフェイス
- 10 種類のテスト パターン オプションを持つ内部テスト パターン ジェネレータ
- フラッシュ メモリからのパターン画像の表示
- カラーを選択できるソリッド カーテン
- 「Pre-stored Pattern Mode」(保存済みパターン モード) ー このモードでは、フラッシュに保存されている画像を使用してパターン シーケンスを作成できます。
- Video Pattern Mode (ビデオ パターン モード) ー このモードでは、パラレル RGB インターフェイスを使用してストリーミングされるパターン データまたはビデオを使用して、パターン シーケンスを定義できます。
- Pattern On-The-Fly Mode (パターン オン ザ フライ モード) ー このモードでは、USB または I2C インターフェイスを介して DLPC900 の内部メモリにロードされるビットマップ画像を使用して、パターン シーケンスを作成できます。このモードは、画像をフラッシュ メモリに保存する前にパターン シーケンスを確認するのに便利です。パターン モードを使用するようフラッシュを更新するには長い時間を要する可能性があるためです。