JAJY148 December 2024 AMC0106M05 , AMC0106M25 , AMC0136 , AMC0311D , AMC0311S , AMC0386 , AMC0386-Q1 , AMC1100 , AMC1106M05 , AMC1200 , AMC1200-Q1 , AMC1202 , AMC1203 , AMC1204 , AMC1211-Q1 , AMC1300 , AMC1300B-Q1 , AMC1301 , AMC1301-Q1 , AMC1302-Q1 , AMC1303M2510 , AMC1304L25 , AMC1304M25 , AMC1305M25 , AMC1305M25-Q1 , AMC1306M05 , AMC1306M25 , AMC1311 , AMC1311-Q1 , AMC131M03 , AMC1336 , AMC1336-Q1 , AMC1350 , AMC1350-Q1 , AMC23C12 , AMC3301 , AMC3330 , AMC3330-Q1
クロック信号補償の最後の方法は、MCU でのクロック反転です。この方法は、外部クロック ソースと内部クロック ソースを組み合わせたデルタ シグマ変調器で動作します。この場合、選択する MCU は GPIO 入力を反転できる必要があります。SDFM (シグマ デルタ フィルタ モジュール) より前の TMS320F28379D GPIO 入力は、図 154 に示すように、任意の GPIO で入力信号を反転するように設定できます。たとえば、クロック入力信号が GPIO123 で反転されるため、SD1_C1 クロック信号が AMC1303Mx のクロック信号に対して反転します。その結果、SDFM は 図 155 に示すように、GPIO123 の入力における外部クロック信号の立ち下がりエッジに対して入力データ SD1_D1 をサンプリングします。
GPIO を使用してクロック入力信号を反転すると、クロック信号にクロック周期の半分の固定遅延が追加されます。システム設定のタイミング仕様と伝搬遅延に応じて、この追加の遅延は SDFM 認定 GPIO (3 サンプル) モード 0 の最小 10ns の TMS320F28379D のセットアップおよびホールド タイミングを満たすのに十分です。ただし、このクロック信号補償方法の追加の遅延時間は固定されており変更できないため、結果として得られる SDFM 認定 GPIO (3 サンプル) モード 0 の MCU のセットアップとホールドのタイミングが満たされていることを、システム設計ごとに確認する必要があります。
この補償方法は、Sitara MCU にも適用できます。Sitara MCU では、外部クロック信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方を、ソフトウェアでデータ収集ポイントとして設定できます。