JAJZ030C November   2024  – November 2025 MSPM0G1518 , MSPM0G1519 , MSPM0G3518 , MSPM0G3518-Q1 , MSPM0G3519 , MSPM0G3519-Q1 , MSPM0G3529-Q1

 

  1.   1
  2.   概要
  3. 1機能アドバイザリ
  4. 2プログラム済みのソフトウェア アドバイザリ
  5. 3デバッグ専用のアドバイザリ
  6. 4コンパイラ アドバイザリによって修正
  7. 5デバイスの命名規則
    1. 5.1 デバイスの記号体系およびリビジョン識別方法
  8. 6アドバイザリの説明
    1. 6.1  ADC_ERR_06
    2. 6.2  ADC_ERR_10
    3. 6.3  AES_ERR_01
    4. 6.4  CPU_ERR_02
    5. 6.5  CPU_ERR_03
    6. 6.6  FLASH_ERR_01
    7. 6.7  FLASH_ERR_03
    8. 6.8  FLASH_ERR_04
    9. 6.9  FLASH_ERR_05
    10. 6.10 FLASH_ERR_08
    11. 6.11 GPIO_ERR_03
    12. 6.12 GPIO_ERR_04
    13. 6.13 I2C_ERR_04
    14. 6.14 I2C_ERR_05
    15. 6.15 I2C_ERR_06
    16. 6.16 I2C_ERR_07
    17. 6.17 I2C_ERR_08
    18. 6.18 I2C_ERR_09
    19. 6.19 I2C_ERR_10
    20. 6.20 I2C_ERR_13
    21. 6.21 KEYSTORE_ERR_01
    22. 6.22 MATHACL_ERR_01
    23. 6.23 MATHACL_ERR_02
    24. 6.24 PMCU_ERR_09
    25. 6.25 PMCU_ERR_10
    26. 6.26 PMCU_ERR_11
    27. 6.27 RST_ERR_01
    28. 6.28 RTC_ERR_01
    29. 6.29 SPI_ERR_02
    30. 6.30 SPI_ERR_04
    31. 6.31 SPI_ERR_05
    32. 6.32 SPI_ERR_06
    33. 6.33 SPI_ERR_07
    34. 6.34 SRAM_ERR_03
    35. 6.35 SYSCTL_ERR_01
    36. 6.36 SYSCTL_ERR_02
    37. 6.37 SYSCTL_ERR_03
    38. 6.38 SYSCTL_ERR_04
    39. 6.39 SYSOSC_ERR_01
    40. 6.40 SYSOSC_ERR_02
    41. 6.41 SYSPLL_ERR_01
    42. 6.42 TIMER_ERR_04
    43. 6.43 TIMER_ERR_06
    44. 6.44 TIMER_ERR_07
    45. 6.45 UART_ERR_01
    46. 6.46 UART_ERR_02
    47. 6.47 UART_ERR_04
    48. 6.48 UART_ERR_05
    49. 6.49 UART_ERR_06
    50. 6.50 UART_ERR_07
    51. 6.51 UART_ERR_08
    52. 6.52 UART_ERR_10
    53. 6.53 UART_ERR_11
  9. 7商標
  10. 8改訂履歴

I2C_ERR_06

I2C モジュール

カテゴリ

機能

機能

SMBus の High タイムアウト機能は、I2C クロックが 24 kHz 未満になると動作しません

説明

SMBus の High タイムアウト機能は、I2C クロックレートが 24 kHz 未満(20 kHz、10 kHz など)では正常に動作しません。SMBus仕様から、アクティブトランザクション中のSCL High時間の上限は50µsです。開始MMRビットの書き込みからSCL Lowまでに要する合計時間は60µsで、50µs以上です。タイムアウトイベントのトリガがかかりされ、転送開始時にトランザクションを完了することなくI2CコントローラがIDLEに移行できます。以下は詳細な説明です。SCL が 20 kHz に構成されている場合、SCL の Low 期間と High 期間はそれぞれ 30 µs および 20 µs です。まず、Highタイムアウトカウンタでデクリメントが開始し、同時にMMRビットの書き込みが開始します。その後、START MMR ビットの書き込みから SDA が Low(スタート条件)になるまでに、1 SCL Low 期間(30 µs)かかります。次に、SDAがLow(スタート条件)になってからSCLがLowになる(データ転送が開始)までにさらに別のSCL Low期間(30µs)がかかり、この時点でHighタイムアウトカウンタが停止します。合計で、カウンターの開始から終了まで60µsかかります。ただし、高タイムアウトカウンタには上限(50µs)により、I2Cトランザクションは問題なく正常に動作しますが、タイムアウトイベントがトリガされます。

回避方法

I2Cクロックが24KHz未満の場合は、SMBus高タイムアウト機能を使用しないでください。