LMX2594EVM の特徴
- 10MHz ～ 15GHz の出力周波数
- 15GHz の搬送波周波数使用時に、100kHz のオフセットで –110dBc/Hz の位相ノイズ
- 7.5GHz 時のジッタは 45fs rms (100Hz ～ 100MHz)
- 出力電力はプログラマブルで、15GHz 時に最大 7dBm を供給する 2 組の差動出力
- シンセサイザ向けの包括的な回路を搭載した、性能最適化とテスト済みの評価基板で、USB プログラミング・モジュールが付属
LMX2594EVM に関する概要
LMX2594 評価基板 (EVM) は LMX2594 を開発するためのプラットフォームです。LMX2594 は、電圧制御発振器 (VCO) を内蔵した業界初の PLL であり、最大 15GHz の基本 VCO 出力を実現します。業界をリードする PLL 性能指標 (FOM) は、1/f が –129 dBc/Hz のとき、–236dBc/Hz です。このデバイスは、JESD204B 規格をサポートしており (SYSREF 信号の生成または中継も可能)、高速データ・コンバータのクロック処理に最適です。この EVM の測定時に発生する内部ジッタは、搬送波周波数が 9GHz のときに 50fs (フェムト秒) 未満です。開発ユーザーは SYNC 信号を供給する方法で、複数の LMX2594 デバイスの間で出力位相を同期することができます。LMX2594 デバイスは周波数ランプを生成することもできます。この評価基板を使用すると、そのデモを実行できます。オンボード発振器を搭載しているので、セットアップ・プロセスで必要なのは、3.3V 電源電圧の供給と、付属の Reference Pro モジュール (プログラミングつまり構成を行う SPI インターフェイスに対応) のみです。ソフトウェアはシンプルで、直観的かつユーザー・フレンドリーな GUI を採用しています。