MSP-FET MSP430 フラッシュ・エミュレーション・ツール angled board image

MSP-FET

MSP430 フラッシュ・エミュレーション・ツール

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MSP-FET の特徴

  • USB デバッグ・インターフェイスは MSP430 マイコンをコンピュータに接続し、リアルタイムでインシステムのプログラミングとデバッグを実行
  • EnergyTrace™ テクノロジーにより、Code Composer Studio と IAR Embedded Workbench 開発環境ですべての MSP430 / MSP432 デバイスのエネルギー測定とデバッグが可能
  • 3 ステート・モードをサポートし、EnergyTrace による電力消費量を高精度に表示
  • MSP430 と PC 間の双方向通信のためにバックチャネル UART を搭載
    • これにより、アプリケーション実行中にセンサからの入力のシミュレーションやデバッグ・データのロギングが可能
    • MSP ブートストラップ・ローダ(BSL)インターフェイス
  • FET プログラマの以前のバージョンである MSP-FET430UIF に比べ最大 4 倍の読み書き速度

MSP-FET に関する概要

**第 2 世代の MSP-FET はCode Composer Studio™ v7.0、IAR EW430 v7.1、IAR EWAR v8.10 以降の IDE でサポートされています。それ以前のリリースの IDE と組み合わせて使用する際はこちらの E2E 記事をご覧ください。第 2 世代の MSP-FET を第 1 世代の MSP-FET と見分けるため方法はMSP Debugger’s Guide (section 5.6.1 – general features)** に掲載されています。

MSP-FET はパワフルなエミュレーション開発ツールで、デバッグ・プローブとしばしば呼ばれます。このツールを使用して、MSP 低消費電力マイコン(MCU)上でアプリケーション開発を迅速に開始できます。

マイコンのソフトウェアを作成する場合は通常、結果として得られたバイナリ・プログラムを MSP デバイスにダウンロードし、検証とデバッグを行う必要があります。MSP-FET はホスト・コンピュータとターゲット MSP 間のデバッグ通信経路を提供します。さらに、コンピュータの USB インターフェイスと MSP UART の間のバックチャネル UART 接続を提供します。これにより、MSP のプログラマにとって、MSP とコンピュータ上で動作する端末間のシリアル通信が容易になります。また、UART や I2C の通信プロトコルを経由する BSL(ブートストラップ・ローダ)を使用してプログラム(多くの場合ファームウェアと呼ばれます)を MSP ターゲットにロードする機能もサポートしています。

USB インターフェイスは MSP-FET をコンピュータに接続し、14 ピン・コネクタは MSP デバッグ・エミュレーション・ポートへのアクセスを提供します。標準 JTAG インターフェイス、あるいはピン数を節減する Spy-Bi-Wire(2 線式 JTAG)プロトコルを使用した構成のいずれかが可能です。

14 ピン・ケーブルと MSP デバッグ・ポート間の接続は通常、標準化された 14 ピン・ヘッダ・コネクタをターゲット・ボード上に配置し、必要なエミュレーション信号を、該当するそれぞれのデバッグ・ピンにルーティングして行います。この方法はソフトウェア・デベロッパーに、シンプルなインシステム・デバッグ・モデルを提供します。

MSP-FET を MSP ターゲット・ソケット・ボードと組み合わせて使用し、ソフトウェア開発サイクルの初期段階で利便性を向上できます。14 ピン・デバッグ・コネクタに加えて、これらのキットは MSP デバイス上の複数のピンへのアクセスを提供することから、独自のターゲット・ボードの設計と構築の前でもソフトウェア開発を容易に開始できます。

MSP432 デバイスでは Arm 20 ピン・コネクタと Arm 10 ピン・コネクタを備えたボードに MSP-FET 用の MSP432 アダプタ経由で MSP-FET を接続することができます。標準 Arm JTAG インターフェイス、あるいは Arm SWD(2 線式 JTAG)プロトコルを使用することができます。

技術仕様
  • 100mA 時の電源電圧を 1.8 ~ 3.6V にソフトウェアで設定可能
  • コードを保護するため、JTAG セキュリティ・ヒューズの切断をサポート
  • コードを保護するため、MSP432 デバイスで JTAG と SWD のロックをサポート
  • すべての MSP430 ボードを JTAG ヘッダによりサポート
  • JTAG と Spy-Bi-Wire(2 線式 JTAG)デバッグ・プロトコルをサポート
  • Arm JTAG と Arm SWD JTAG デバッグ・プロトコルをサポート

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