PMP22519
Unregulated LLC module reference design for two-stage 54-V POL in data centers
PMP22519
概要
このリファレンス・デザインは、2 段の電源アーキテクチャに対応しており、データ・センターの 48V ラック電源アーキテクチャ内で 54V から VCore への変換を実施し、CPU、GPU、DDR メモリに電力を供給する VRM (電圧レギュレータ・モジュール) 向けです。最初の段は非安定化 LLC 共振コンバータであり、統合型のプレーナ (平面) 磁気構造を採用し、6:1 という固定の変圧比を使用しています。この LLC モジュールは、2 次側の同期整流器として UCD3138a コントローラと CSD95490Q5MC スマート電力段を使用し、1 次側で LMG1205 と EPC2045 GaN デバイスの組み合わせを使用しています。この LLC モジュールは、600W の連続出力電力を供給し、98.2% の最大効率を達成すると同時に、最大 1MHz の周波数で動作します。このモジュールは、1,700W/立方インチ (103.7W/立方 cm) の電力密度を達成しています。2 番目の段は VR13.HC TPS53k DCAP+ マルチフェーズ・コントローラと、CSD9k NexFET スマート電力段を使用しており、最大 95.6% の効率で、400A の連続出力電流を供給する能力があります。この 2 段 VRM は TDP (Thermal Design Power、熱設計時の想定電力) ポイントで 94% を上回る最大効率を達成するほか、高速負荷過渡が発生した場合もオーバーシュートとアンダーシュートが最小限で済みます。
特長
- 広い入力電圧範囲:40V ~ 60V
- 非安定化出力電圧範囲:6.6V ~ 10V
- 75A の連続動作電流供給能力
- 10V、25A 出力時に 98% を上回るシステム効率
- 36mm x 26mm のフットプリントで、1,700W/立方インチ (103.7W/立方 cm) の高い電力密度
出力電圧オプション | PMP22519.1 |
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Vin (Min) (V) | 40 |
Vin (Max) (V) | 60 |
Vout (Nom) (V) | 8 |
Iout (Max) (A) | 75 |
Output Power (W) | 600 |
Isolated/Non-Isolated | Non-Isolated |
Input Type | DC |
Topology | Full Bridge- LLC |
エンタープライズ・システム
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
技術資料
種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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* | 試験報告書 | Unregulated LLC Module Reference Design for Two-Stage 54-V POL in Data Centers | 2020年 5月 6日 |