JAJST62 February 2024 SN74AVCH4T245-Q1
ADVANCE INFORMATION
この 4 ビット非反転バス トランシーバは、設定可能な 2 本の独立した電源レールを使用します。A ポートは VCCA に追従するように設計されています。VCCA ピンには、1.08V~3.6V の電源電圧を入力できます。B ポートは、VCCB に追従する設計になっています。VCCB ピンには、1.08V~3.6V の電源電圧を入力できます。SN74AVCH4T245-Q1 は、VCCA/VCCB を 1.08V〜3.6V に設定した場合の動作用に最適化されています。最低 1.08V の VCCA/VCCB で動作します。これにより、1.2V、1.5V、1.8V、2.5V、3.3V の任意の電圧ノード間での自在な低電圧双方向変換が可能です。
SN74AVCH4T245-Q1 は、2 つのデータ バス間の非同期通信用に設計されています。方向制御 (DIR) 入力と出力イネーブル (OE) 入力のロジック レベルによって、B ポート出力または A ポート出力のどちらかがアクティブになるか、両方の出力ポートが高インピーダンス モードになります。本デバイスは、B ポート出力がアクティブになった場合、A バスから B バスへデータを転送し、A ポート出力がアクティブになった場合、B バスから A バスへデータを転送します。A ポートと B ポートの入力回路はどちらも常にアクティブであるため、これらのポートには論理 High または Low レベルを印加して、ICC と ICCZ が過剰に流れないようにする必要があります。
SN74AVCH4T245-Q1 デバイスの制御ピン (1DIR、2DIR、1OE、2OE) は、 VCCA から電源供給されます。
このデバイスは、Ioff を使用する部分的パワーダウン アプリケーション用の動作が完全に規定されています。Ioff 回路で出力をディセーブルすることにより、電源切断時にデバイスに電流が逆流して損傷するのを回避できます。
VCC 絶縁機能は、いずれかの VCC 入力が GND レベルになると、両方のポートがハイ インピーダンス状態になるよう設計されています。電源オン側のバス ホールド回路は常にアクティブのままです。
アクティブなバス ホールド回路により、使用されていないデータ入力や駆動されていないデータ入力は、有効なロジック状態に保持されます。バス ホールド回路と、プルアップまたはプルダウン抵抗との併用は推奨しません。電源オン側のバス ホールド回路は常にアクティブのままです。
電源投入時または電源オフ時にデバイスを高インピーダンス状態にするため、OEピンをプルアップ抵抗を介して VCC に接続し ます。この抵抗の最小値は、ドライバの電流シンク能力によって決定されます。