JAJSTG4C April 2015 – March 2024 TPS3702-Q1
PRODUCTION DATA
TPS3702-Q1 は、小型サイズの SOT-6 パッケージで提供される、過電圧および低電圧検出付きの統合型電圧検出器です。この高精度の電圧検出器は、低電圧電源レールで動作する、電源許容差の小さいシステムにとって理想的です。スレッショルドのヒステリシスが 0.55% および 1.0% と小さいので、監視対象の電源電圧が通常の動作範囲内であるときに誤ってリセット信号が発生するのを防止します。内部的なグリッチ耐性およびノイズ フィルタにより、信号エラーによる誤ったリセットも回避されます。
TPS3702-Q1 は、外付け抵抗なしで過電圧および低電圧リセットのスレッショルドを設定できるため、総合的な精度がさらに向上し、ソリューションのサイズとコストも削減できます。SET ピンを使用して、各デバイスに設計されている 2 つのスレッショルド電圧から選択できます。SENSE 入力ピンと VDD ピンが別になっていることにより、安全が重要な高信頼性システムで求められる冗長性を実現できます。このデバイスは OV ピンと UV ピン用に独立したリセット出力も備えています。オープン ドレイン構成なので、UV と OV を一緒に接続することもできます。
このデバイスは、静止電流仕様がわずか 7µA (標準値) です。TPS3702-Q1 は車載アプリケーション用に設計されており、 AEC-Q100 グレード 1 に認定済みです。