JAJU910 November   2023

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 主なシステム仕様
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
      1. 2.2.1 ミリ波センサ アプリケーション
      2. 2.2.2 IWR6432 の UART 通信
      3. 2.2.3 LAUNCHXLCC1352R1 の通信
      4. 2.2.4 センサ アプリケーション
      5. 2.2.5 電源設計
      6. 2.2.6 IWRL6432 の電源に関する考慮事項
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 IWRL6432
      2. 2.3.2 CC1352R
      3. 2.3.3 BQ25616
      4. 2.3.4 TPS62850
      5. 2.3.5 HDC3020
      6. 2.3.6 OPT3005
      7. 2.3.7 DRV5032
  9. 3ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 3.1 ハードウェア要件
      1. 3.1.1 ハードウェアの概要
        1. 3.1.1.1 IWRL6432FSPEVM の初期化:IWRL6432 のプログラミング
        2. 3.1.1.2 ベース基板の初期化:CC1352R のプログラミング
    2. 3.2 ソフトウェア要件
    3. 3.3 テスト設定
      1. 3.3.1 デモの設定
    4. 3.4 テスト結果
      1. 3.4.1 レーダー検出距離測定
      2. 3.4.2 人数計測のテスト結果
      3. 3.4.3 無線レンジのテスト結果
      4. 3.4.4 消費電力のテスト結果
  10. 4設計とドキュメントのサポート
    1. 4.1 設計ファイル
      1. 4.1.1 回路図
      2. 4.1.2 BOM
      3. 4.1.3 PCB レイアウトに関する推奨事項
        1. 4.1.3.1 レイアウトのプリント
      4. 4.1.4 Altium プロジェクト
      5. 4.1.5 ガーバー・ファイル
      6. 4.1.6 アセンブリの図面
    2. 4.2 ツールとソフトウェア
    3. 4.3 ドキュメントのサポート
    4. 4.4 サポート・リソース
    5. 4.5 商標
  11. 5著者について

BQ25616

BQ25616 (と BQ25616J) は、シングル セル リチウムイオン / リチウムポリマー バッテリ用の高度に統合された 3A スイッチモード バッテリ充電管理およびシステム パワー パス管理デバイスです。このデバイスは、入力逆電流ブロック電界効果トランジスタ (FET) (RBFET、Q1)、ハイサイド スイッチング FET (HSFET、Q2)、ローサイド スイッチング FET (LSFET、Q3)、およびシステムとバッテリの間にあるバッテリ FET (BATFET、Q4) を高度に統合しています。パワー パスのインピーダンスが低いため、スイッチモードの動作効率が最適化され、バッテリ充電時間の短縮と、放電フェーズにおけるバッテリ駆動時間の延長を実現できます。

スピーカ、産業用、医療用携帯型機器など、幅広いアプリケーションのために、本デバイスは、高入力電圧に対応した高速充電機能を備えています。入力電圧 / 電流レギュレーションにより、バッテリに最大限の充電電力を供給できます。本リファレンス デザインにはハイサイド ゲート ドライブ用のブートストラップ ダイオードも統合されているため、システム設計を簡素化できます。ハードウェア設定およびステータス レポートを利用すると、この充電リファレンス デザインを使い始めるための構成も簡単です。

このデバイスは、標準の USB ホスト・ポート、USB 充電ポート、USB 対応高電圧アダプタ、ワイヤレス電源など、幅広い入力ソースをサポートしています。このデバイスは、入力電流および電圧のレギュレーションにより、USB 2.0 および USB 3.0 の電力仕様に準拠しています。このデバイスは、D+/D- ピンを使用する内蔵 USB 検出機能に基づいてデフォルトの入力電流制限値を設定しています。本デバイスの内蔵 USB インターフェイスによって入力アダプタが未知であると識別された場合、本デバイスの入力電流制限値は、ILIM ピンの設定抵抗値により決定されます。