基板設計時に特定の注意を必要とする重要な信号がいくつかあります。
- アナログ入力信号およびクロック信号
- インピーダンスの不連続を最小限に抑えるために、配線はできるだけ短くし、可能な限りビアの使用を避けます。
- トレースは、疎結合した 100Ω 差動配線を使って配線するものとします。
- 位相の不均衡や HD2 (2 次高調波歪み) の劣化を最小限に抑えるために、差動配線の長さはできるだけ正確に一致させる必要があります。
- デジタル出力インターフェイス
- トレースは、密接に結合された 100Ω の差動ペアで行う必要があります。
- 電圧リファレンス
- バイパス コンデンサは、VREF と REFGND の間に接続し、可能な限りデバイスのピンの近く、かつビアを避けて上層に配置する必要があります。
- 構成によっては、REFBUF/CTRL と REFGND の間にも追加のバイパス コンデンサを設けることが推奨されており、こちらも可能な限りピンの近くに、上層上で配置する必要があります。
- 電源およびグランド接続
- 電源ピンおよびグランド ピンのすべてに対して、低抵抗の接続パスとします。
- トレースではなく、電源プレーンやグランド プレーンを使用します。
- 接続抵抗が増加するような、狭くて孤立したパスは避けます。
- グランドと電源プレーン間の結合を最大化するために、プリント基板を、信号、グランド、電源回路の順に層構成します。