JAJSFP9C July 2018 – August 2025 DAC61416 , DAC71416 , DAC81416
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
デバイス内の各 DAC ペアは、それぞれ独立して差動出力ペアとして動作するように設定できます。DACx-yペアの差動出力は、DACxチャネルに書き込むことで更新されます。正しく動作させるためには、差動モードを有効にする前に、2 つの DAC ペアを同じ出力範囲に設定します。図 6-2と図 6-3に、それぞれ ±20V および 40V 動作に構成された DAC 差動ペアの理想的な差動出力電圧 (VDIFF) と同相電圧 (VCM) を示します。
差動出力として構成した後、DACxトグル レジスタを更新することでトグル動作できるようにDACx-yペアを設定します。セクション 6.4.1を参照します。
2 つの差動信号の間で不均衡があると、同相モード誤差と振幅誤差が発生します。このデバイスにはオフセット レジスタが組み込まれており、ユーザーは DACx-y 差動ペアの DACyチャネルに電圧オフセットを導入して、2 つのチャネル間の DC オフセット誤差を補償できます。オフセット補償により、約 ±0.2% の FSR 調整ウィンドウが得られます。オフセット レジスタを更新した後で、差動 DAC データ レジスタを書き換えます。
図 6-2 差動バイポーラ出力 (16 ビット):
図 6-3 差動ユニポーラ出力 (16 ビット):