JAJSIK9F June 2021 – March 2024 OPA2992 , OPA4992 , OPA992
PRODUCTION DATA
- 1
- 1 特長
- 2 アプリケーション
- 3 概要
- 4 ピン構成および機能
- 5 仕様
- 6 詳細説明
- 7 アプリケーションと実装
- 8 デバイスおよびドキュメントのサポート
- 9 改訂履歴
- 10メカニカル、パッケージ、および注文情報
パッケージ・オプション
メカニカル・データ（パッケージ｜ピン）
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報
7.2.1.2 詳細な設計手順
式 1. 
負荷電流 (ILOAD) により、シャント抵抗 (RSHUNT) の両端で電圧降下が発生します。負荷電流は 0A～1A の範囲で設定されます。最大負荷電流時のシャント電圧を 100mV 未満に維持するために、最大シャント抵抗は 式 2 を使用して定義されます。
式 2. 
式 2 から、RSHUNT は 100mΩ と計算されます。ILOAD と RSHUNT によって生成される電圧降下は OPA992 によって増幅され、0V～4.9V の出力電圧を生成します。OPA992 が必要な出力電圧を生成するために必要なゲインは、式 3 を使用して計算されます。
式 3. 
式 3 から、必要なゲインは 49V/V と計算されます。これは抵抗 RF と RG で設定します。OPA992 のゲインを 49V/V に設定するための抵抗 RF と RG のサイズは、式 4 で計算します。
式 4. 
RF を 5.76kΩ とすると、RG は 120Ω と計算されます。RF と RG は、標準の値の抵抗で 49:1 の比率を生み出せるよう、5.76kΩ と 120Ω を選択します。49：1 の比率にできるなら、他の抵抗を使用してもかまいません。ただし、抵抗が過度に大きいと、オペアンプ固有のノイズを上回る熱ノイズが発生します。図 7-2 に、図 7-1 に示す回路の測定された伝達関数を示します。