JAJSWJ1 May 2025
ADVANCE INFORMATION
TXG804x-Q1 は、個別に構成可能な 2 つの電源レールを使用して、2 つの異なる電源ドメイン間で変換を可能にする 4 ビット のグランド レベル トランスレータです。本デバイスは最低 1.71V、最高5.5V の VCCA および VCCB の 2 つの電源で動作します。A ポートは VCCA を追跡し、B ポートは VCCB を追跡するように設計されています 。このトランスレータは、I/O レベルシフトに加えて GNDA と GNDB の間で -80V ~ +80Vの差をサポートできます。VCCA は GNDA を基準とし、VCCB は GNDB を基準とします。
TXG804x-Q1 デバイスはデータ バス間の非同期通信用に設計されており、一部のチャネルで A バスから B バスへの固定方向、残りのチャネルで B バスから A バスへの固定方向でデータを送信します。出力イネーブル入力 (OE) を使用すると、出力をディスエーブルして、バスを実質的に絶縁できます。OE_A ピンは VCCA を基準とし、OE_B ピンは VCCB を基準とします。OE ピンはフローティングのままにするか、外部からグランドにプルダウンすることで、パワーアップまたはパワーダウン時にトランスレータ出力を高インピーダンス状態に維持できます。
VCC 接続解除機能により、推奨動作条件で VCC が相補電源により接続解除された場合、電源電流が維持されている間、出力がディセーブルされ、高インピーダンス状態に設定されます。Ioff-float 回路により、電源がフローティング状態のときに、入力、出力、または I/O から過剰な電流が流れたり、逆に過剰な電流が供給されたりすることはありません。
グリッチの発生しない電源シーケンシングにより、堅牢な電源シーケンシング性能が得られると同時に、どちらの電源レールも任意の順序で電源オン / オフできます。