設計目標
| 入力 |
出力 |
電源 |
| ViMin |
ViMax |
VoMin |
VoMax |
Vcc |
Vee |
Vref |
| -2.0 V |
2.0 V |
0 V |
5 V |
5 V |
0 V |
2.5 V |
設計の説明
この回路は、三角波ジェネレータとコンパレータを活用して、デューティ サイクルが入力電圧に反比例する500kHzのパルス幅変調(PWM)波形を生成します。オペアンプとコンパレータ (U3 および U4) が、2 番目のコンパレータ (U2) の反転入力に印加される三角波を生成します。入力電圧は、U2 の非反転入力に印加されます。入力波形を三角波と比較して、PWM 波形が生成されます。出力波形の精度と線形性を高めるため、U2 はエラー アンプ (U1) の帰還ループ内に配置されます。
デザイン ノート
- プッシュプル出力を持ち、伝播遅延が最小限のコンパレータを使用します。
- 十分なスルーレート、GBW、電圧出力スイングを持つオペアンプを使用します。
- C1 により生み出される極は、スイッチング周波数より下で、可聴範囲を大きく上回るように配置します。
- Vref はインピーダンスが低い必要があります (たとえば、オペアンプの出力など)。
設計手順
- エラー アンプの反転信号ゲインを設定します。
- 非反転ゲインをキャンセルするため、Vref を分圧するための R1 と R2 を決定します。
- PWM 出力信号のデューティ サイクルが 0% または 100% になることを避けるため、Vtri の振幅は、Vi の最大振幅 (2.0V) より大きくなるよう選択する必要があります。Vtri に 2.1V を選択します。V1 の振幅は 2.5V になります。
- 発振周波数を500kHzに設定します。
- アンプの帯域幅がスイッチング周波数未満に制限されるように、C1 を選択します。
- Vref からのノイズがフィルタ処理されるように、C2 を選択します。
設計に使用されているオペアンプ
| OPA2365 |
| Vss |
2.2V~5.5V |
| VinCM |
レール ツー レール |
| Vout |
レール ツー レール |
| Vos |
100µV |
| Iq |
4.6mA |
| Ib |
2pA |
| UGBW |
50 MHz |
| SR |
25V/µs |
| チャネル数 |
2 |
| OPA2365 |
設計のコンパレータ
| TLV3502 |
| Vss |
2.2V~5.5V |
| VinCM |
レール ツー レール |
| Vout |
レール ツー レール |
| Vos |
1 mV |
| Iq |
3.2mA |
| Ib |
2pA |
| UGBW |
— |
| SR |
— |
| チャネル数 |
2 |
| TLV3502 |
設計の代替オペアンプ
| OPA2353 |
| Vss |
2.7V~5.5V |
| VinCM |
レール ツー レール |
| Vout |
レール ツー レール |
| Vos |
3 mV |
| Iq |
5.2mA |
| Ib |
0.5pA |
| UGBW |
44 MHz |
| SR |
22V/µs |
| チャネル数 |
2 |
| OPA2352 |