JAJA900 June   2025 TMAG3001

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
  5. 23D リニアホールセンサにおける Z 軸押下オフセットの問題
    1. 2.1 Z-軸押下動作における X、Y オフセットの根本原因
  6. 3Z 軸押下軸検出方法
    1. 3.1 提案した方法の概要
    2. 3.2 ソフトウェアによるスルーレート検出機能
    3. 3.3 ハードウェアによるしきい値検出および割り込み
    4. 3.4 ラッチ方式
      1. 3.4.1 2 レベル検出方式の実装
    5. 3.5 テスト結果
  7. 4まとめ
  8. 5参考資料

3D リニアホールセンサにおける Z 軸押下オフセットの問題

ジョイスティックアプリケーションでは、ユーザーがジョイスティックを Z 軸方向に押してボタンの押下操作を実行することがよくあります。このボタンを押すことで、ユーザーは 1 回の操作を示すことができます。たとえば、ジンバルカメラでは、このアクションにより、コマンドが録画開始または写真撮影を実行することができ、ゲームコントローラでは、このアクションを確認見なすこともできます。押下操作中に X 軸と Y 軸の一部のオフセット生成がされてマイコンに送信されると、この誤った情報が原因で、ジンバルカメラの画面の中心点が移動したり、誤ったメニューコマンドが表示されたりするなど、予期しない動作が発生する場合があります。