JAJSNZ1C March   2022  – October 2023 INA241A , INA241B

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. 改訂履歴
  6. デバイスの比較
  7. ピン構成および機能
  8. 仕様
    1. 7.1 絶対最大定格
    2. 7.2 ESD 定格
    3. 7.3 推奨動作条件
    4. 7.4 熱に関する情報
    5. 7.5 電気的特性
    6. 7.6 代表的特性
  9. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
    3. 8.3 機能説明
      1. 8.3.1 アンプの入力同相信号
        1. 8.3.1.1 強化された PWM 除去動作
        2. 8.3.1.2 入力信号の帯域幅
        3. 8.3.1.3 低い入力バイアス電流
        4. 8.3.1.4 低い VSENSE での動作
        5. 8.3.1.5 広い固定ゲイン出力
        6. 8.3.1.6 広い電源電圧範囲
    4. 8.4 デバイスの機能モード
      1. 8.4.1 リファレンス・ピンによる出力の調整
      2. 8.4.2 単方向電流を測定するためのリファレンス・ピンの接続
        1. 8.4.2.1 グランド基準の出力
        2. 8.4.2.2 VS 基準の出力
      3. 8.4.3 双方向電流を測定するためのリファレンス・ピンの接続
        1. 8.4.3.1 出力を外部のリファレンス電圧に設定する
        2. 8.4.3.2 出力を中間電源電圧に設定する
        3. 8.4.3.3 出力を外部のリファレンス電圧の中間に設定する
        4. 8.4.3.4 分割抵抗による出力の設定
      4. 8.4.4 高い信号スループット
  10. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
      1. 9.1.1 RSENSE とデバイスのゲインの選択
    2. 9.2 代表的なアプリケーション
      1. 9.2.1 インライン・モーターの電流検出アプリケーション
        1. 9.2.1.1 設計要件
        2. 9.2.1.2 詳細な設計手順
        3. 9.2.1.3 アプリケーション曲線
    3. 9.3 電源に関する推奨事項
      1. 9.3.1 電源のデカップリング
    4. 9.4 レイアウト
      1. 9.4.1 レイアウトのガイドライン
      2. 9.4.2 レイアウト例
  11. 10デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 10.1 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    2. 10.2 サポート・リソース
    3. 10.3 商標
    4. 10.4 静電気放電に関する注意事項
    5. 10.5 用語集
  12. 11メカニカル、パッケージ、および注文情報

詳細な設計手順

このアプリケーションの INA241x は、48V、4000RPM のモーターの駆動回路の電流を測定します。

このデバイスの性能を示すため、ゲイン 20V/V の INA241A2 を選択し、5V 電源から電力を供給しました。

セクション 8.4.3.2 の情報を使用し、電源に接続された REF1 とグランドに接続された REF2 によって電源を分割することで、リファレンス・ポイントを中間電圧に設定します。この構成により、バイポーラ電流測定が可能になります。または、リファレンス・ピンを互いに接続し、外部の高精度リファレンスで駆動することもできます。

電流検出抵抗のサイズは、INA241x の出力が飽和しないように設定します。デバイスの制限範囲内でアナログ入力を維持するため、100mΩ の値を選択しました。