JAJU718A April 2019 – February 2021
ADS131M04 デバイスは、4 チャネル、同時サンプリング、24 ビット、2 次デルタ シグマ (ΔΣ) A/D コンバータ (ADC) です。広いダイナミック レンジを持ち、内部キャリブレーション機能があるため、電力量測定、電力品質確保、保護の用途に適しています。ADC入力は、抵抗デバイダ回路、電圧または電流を測定するためのトランス、電流を測定するためのシャント抵抗、あるいは電流を測定するための Rogowski コイルに直接接続することができます。
個々の ADC チャネルは、センサ入力に応じて個別に構成可能です。低ノイズのプログラマブル ゲイン アンプ (PGA) により、1~128 の範囲のゲインで低レベルの信号を増幅できます。また、これらのデバイスにはチャネル間位相アライメント レジスタ、オフセットおよびゲイン キャリブレーション レジスタが内蔵されており、信号チェーンの誤差を除去するのに役立ちます。本デバイスには低ドリフトの 1.2V リファレンス電圧が内蔵されているため、プリント基板 (PCB) の面積を削減できます。データ入力、データ出力、レジスタ マップについて個別に巡回冗長性検査 (CRS) オプションを有効にすることで、通信の整合性を確保できます。このデバイスのブロック図を、図 2-2 に示します。
図 2-2 ADS131M04 の機能ブロック図図 2-2 では、2.7V〜3.6V の電圧を AVDD と AGND の間、および DVDD と GND の間に印加する必要があります。また、外部クロックを CLKIN に接続する必要があります。ADS131M04 デバイスが高分解能モードに構成されている場合、ADS131M04 が正常に動作するには、このクロックが 1MHz と 8.3MHz の間にある必要があります。ADS131M04 デバイスの CLKIN クロックは、MSP432 マイコンの SMCLK クロック出力から生成できます。ADS131M04 はこのクロックをさらに 2 分周し、その分周されたクロックをデルタ シグマ変調器クロックとして使用します。新しい ADC サンプルが準備できると、ADS131M04 は DRDY ピンをアサートして、ホスト マイコンに新しい ADC サンプルが利用可能になったことを通知します。ADS131M04 デバイスは広い周波数範囲のクロックを受け入れることができるため、コヒーレント サンプリングを必要とするアプリケーションにもデバイス自体を使用できます。