JAJU927 March 2024
このリファレンス デザインを使用するには、以下の試験用の装置が必要です。
このセクションの残りの部分では、リファレンス デザイン基板のテスト設定について説明します。
AC 入力電力は、電力アナライザを介してリファレンス デザイン基板をサポートします。出力ポートを電気負荷に接続して、出力状態を監視します。TIDA-050074 は、5V〜28V を J201〜J204 のジャンパを使用して設定するよう設計されています。
このリファレンス デザインは、テスト ポイントを使用しないコンパクトな設計です。AC インレットは、基板上の F1 と C1 の近くにある L1 と N1 に接続する必要があります。電力アナライザの電圧センスは、図 3-3 に示すように、L と N の近くに配置します。AC ケーブルの電圧降下の影響を排除するため、入力電圧を調整して電力アナライザが適切な入力電圧を読み取とるようにします。電力アナライザの平均または積分機能を使用して入力電力を読み取ります。
図 3-4 に、リファレンス デザインの基板の近くに接続された電力計からの AC 入力と電圧センスを示します。
図 3-4 AC 入力の接続設定出力ワイヤを出力 (VOUT および RTN) に接続します。電子負荷に接続されている出力 (VOUT と RTN) に 2 本のワイヤを半田付けします。電子負荷のリモート センスに接続されている C121 のリードに別の 2 本のワイヤを半田付けして、ケーブル電圧降下による損失を排除します。
図 3-5 に、VOUT と RTN を E-Load に接続し、リモート センスを C121 のリードに接続した状態を示します。
図 3-5 出力接続表 3-1 に、出力電圧の出力ジャンパ設定を示します。出力電圧の設定を変更する前に、AC 電源をオフにし、ボード上の電圧が完全に放電されていることを確認してください。
| VOUT | J201 | J202 | J203 | J204 |
|---|---|---|---|---|
| 5V | NC | NC | NC | NC |
| 9V | ジャンパ | NC | NC | NC |
| 15V | ジャンパ | ジャンパ | NC | NC |
| 20V | ジャンパ | ジャンパ | ジャンパ | NC |
| 28V | ジャンパ | ジャンパ | ジャンパ | ジャンパ |
図 3-6 VOUT 設定用のジャンパ