JAJS755I May   1999  – October 2016 LM2991

PRODUCTION DATA.  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. Pin Configuration and Functions
  6. Specifications
    1. 6.1 Absolute Maximum Ratings
    2. 6.2 ESD Ratings
    3. 6.3 Recommended Operating Conditions
    4. 6.4 Thermal Information
    5. 6.5 Electrical Characteristics
    6. 6.6 Typical Characteristics
  7. Detailed Description
    1. 7.1 Overview
    2. 7.2 Functional Block Diagram
    3. 7.3 Feature Description
      1. 7.3.1 ON/Off Pin
      2. 7.3.2 Forcing The Output Positive
      3. 7.3.3 Thermal Shutdown
    4. 7.4 Device Functional Modes
      1. 7.4.1 Operation with VOUT(TARGET) -5 V ≥ VIN > -26 V
  8. Application and Implementation
    1. 8.1 Application Information
    2. 8.2 Typical Application
      1. 8.2.1 Design Requirements
      2. 8.2.2 Detailed Design Procedure
        1. 8.2.2.1 External Capacitors
          1. 8.2.2.1.1 Input Capacitor
          2. 8.2.2.1.2 Output Capacitor
        2. 8.2.2.2 Ceramic Bypass Capacitors
        3. 8.2.2.3 Minimum Load
        4. 8.2.2.4 Setting The Output Voltage
        5. 8.2.2.5 Power Dissipation
        6. 8.2.2.6 Estimating Junction Temperature
      3. 8.2.3 Application Curves
      4. 8.2.4 Additional Application Circuits
  9. Power Supply Recommendations
  10. 10Layout
    1. 10.1 Layout Guidelines
    2. 10.2 Layout Example
  11. 11デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 11.1 デバイス・サポート
      1. 11.1.1 デバイスの関連用語
    2. 11.2 関連資料
    3. 11.3 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    4. 11.4 コミュニティ・リソース
    5. 11.5 商標
    6. 11.6 静電気放電に関する注意事項
    7. 11.7 Glossary
  12. 12メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

特長

  • 出力電圧は-3V~-24V(通常-2V~-25V)の範囲で可変
  • 1Aを超える出力電流
  • ドロップアウト電圧: 0.6V (1A負荷時の標準値)
  • 低い静止電流
  • 内部的な短絡電流制限
  • 内部的なサーマル・シャットダウン、ヒステリシスあり
  • TTL、CMOS互換のON/OFFスイッチ
  • LM2941シリーズを機能的に補完

アプリケーション

  • スイッチャ後のレギュレータ
  • ローカル、オンカード・レギュレーション
  • バッテリ駆動の機器
  • 産業用
  • 計装機器

概要

LM2991は低ドロップアウトの可変負電圧レギュレータで、出力電圧範囲は-3V~-24Vです。LM2991は最大1Aの負荷電流を供給し、ON/OFFピンを搭載しているためリモートでシャットダウン可能です。

LM2991は新しい回路設計手法により、低いドロップアウト電圧、低い静止電流、低い温度ドリフト係数の高精度基準電圧を実現しています。1A負荷電流でのドロップアウト電圧は通常0.6V (標準値)で、動作温度範囲の全体にわたってワーストケースの1V (最大値)が保証されています。静止電流は負荷電流1A、入出力の電圧差分が3Vを超えるとき、1mA (標準値)です。内部バイアス電源の独自の回路設計により、レギュレータがドロップアウト・モード(VOUT - VIN ≤ -3V)のときは静止電流がわずか9mA (標準値)に制限されます。

LM2991は短絡防止が保証され、サーマル・シャットダウンにヒステリシスが組み込まれていることで、意図せずに長期間の過負荷が発生した場合にもデバイスの信頼性が強化されています。LM2991は5リードのTO-220およびDDPAK/TO-263パッケージで供給され、車載用温度範囲の-40℃~+125℃での動作が規定されています。Mil-Aeroバージョンも利用できます。

製品情報(1)

型番 パッケージ 本体サイズ(公称)
LM2991 DDPAK/TO-263 (5) 10.20mm×9.00mm
TO-220 (5) 14.99mm×10.16mm
  1. 提供されているすべてのパッケージについては、巻末の注文情報を参照してください。

代表的なアプリケーション

LM2991 1126001.gif
VOUT = VREF (1 + R2/R1)
* レギュレータが電源フィルタ・コンデンサから6インチ以上離れている場合に必要です。1μFのソリッド・タンタルまたは10μFのアルミ電解コンデンサをお勧めします。
** 安定性のため必要です。安定性を維持するため、最低10μFのアルミ電解、または1μFの固形タンタルが必要となります。過渡事象中にレギュレーションを維持するために、制限なく増やすことができます。コンデンサは、レギュレータのできるだけ近くに配置します。等価直列抵抗(ESR)は非常に重要で、レギュレータと同じ動作温度範囲にわたって10Ω未満を維持する必要があります。