ADS58J64EVM の特徴
- トランス結合型の信号入力回路により、シングルエンド型信号源をこの評価基板 (EVM) に接続可能
- オンボードのシステム・クロック・ジェネレータ (LMK04828) は、高速 JESD204B シリアル・インターフェイス向けの FPGA リファレンス・クロック、ADC サンプリング・クロック、SYSREF を生成
- 超低ノイズのシングルエンド・クロック供給源でレシーバの性能テストを可能にする、デフォルトのトランス結合型クロック入力回路
- USB コネクタと使いやすいソフトウェア GUI の使用で、デバイス・レジスタのプログラミング (書き込み) が可能
- TSW14J56 データ・キャプチャ・ボードや HSDCPRO データ分析ソフトウェアとの互換性
ADS58J64EVM に関する概要
ADS58J64EVM は、TI の統合型レシーバである ADS58J64 の性能評価に使用できる評価基板です。ADS58J64 は、バッファ付きアナログ入力、低消費電力、14 ビット、500MSPS のクワッドチャネル・テレコム・レシーバです。このデバイスは、JESD204B インターフェイスと、最大 10Gbps のデータ・レートをサポートしています。この評価基板 (EVM) は、トランス結合型のアナログ入力とクロック入力を採用しており、シングルエンドの信号源とクロック供給源にサポートするほか、多様な信号周波数に対応できます。アナログ入力側のトランスは双方向接続を採用しているので、振幅と位相マッチングの性能が向上します。オンボードのクロック・シンセサイザ / ディストリビューション・チップである LMK04828 は、ADC とデータ・キャプチャ・ボード (TSW14J56EVM) それぞれの JESD204B インターフェイスで使用できるように、超低ジッタと超低位相ノイズのデバイス・クロックおよびマッチング型システム・リファレンス・クロック (SYSREF) を供給する目的で使用できます。ADS58J64 と LMK04828 はどちらも、使いやすいソフトウェア GUI (グラフィック・ユーザー・インターフェイス) で制御できます。
ADS58J64EVM は FMC コネクタ経由で TSW14J56EVM に直接接続します。HSDCPRO ソフトウェアを使用すると、データのキャプチャ、およびそれ以降の分析を実行できます。ADS58J64EVM は、FMC コネクタを搭載している任意の FPGA/ASIC 評価基板に接続することもできます。